『メリー・ポピンズ』最新作、ハッピーでカラフルな世界がついにお目見え!
P.L.トラヴァースの小説に惚れ込んだウォルト・ディズニーが映画化を熱望し、実写とアニメーションを織り交ぜた革新的な表現で話題を呼び第37回アカデミー賞で13部門ノミネート&5部門受賞を果たした名作『メリー・ポピンズ』(64)。今なお世界中で愛されつづけている同作の半世紀以上の時を経た最新作『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019年2月1日公開)の予告映像がついにお披露目された。
前作から20年後のロンドンを舞台にした本作は、父と同じフィデリティ銀行で働くようになったバンクス家の長男マイケルとその家族の前にメリー・ポピンズが舞い降りてくるところから幕を開ける。昔とちっとも変わらない姿のメリー・ポピンズは、母親を亡くした悲しみと不安を抱える3人の子どもたちを歌とダンス、そして様々な魔法で優しく包みこんでいく。
このたび解禁された予告映像は、本作のカラフルでハッピーな世界観をいち早く堪能できる仕上がりに。「消えてなくなるものなんてひとつもない」と子どもたちに優しく歌いかけるメリー・ポピンズが魅せる、日常をカラフルに変えていく美しい魔法。そして繰り広げられる、空を舞ったり神秘的な海中探検など、前作をさらにパワーアップさせたような実写とアニメーションが融合した映像に、思わずくぎ付けになってしまうこと間違いなしだ。
メガホンをとるロブ・マーシャル監督といえばアカデミー賞受賞作『シカゴ』(02)などで知られるミュージカル映画の名手。そんなマーシャル監督が「僕は映画『メリー・ポピンズ』を愛している。あまりにも愛しているので他の人に任せたくなかった」と語るほど強い思い入れを持って生み出した本作。
大女優ジュリー・アンドリュースからメリー・ポピンズ役を受け継いだエミリー・ブラントをはじめ、ベン・ウィショーやコリン・ファース、メリル・ストリープ、そしてディック=ヴァン・ダイクら豪華キャストのアンサンブルに極上の音楽の数々。きっと世代を問わず愛される作品に仕上がっていることだろう。来年春の公開を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬