京都での撮影はやっぱり特別!瑛太主演のサスペンス時代劇「闇の歯車」現場に潜入

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京都での撮影はやっぱり特別!瑛太主演のサスペンス時代劇「闇の歯車」現場に潜入

冷たい目つきで伊兵衛を睨みつける佐之助
冷たい目つきで伊兵衛を睨みつける佐之助[c]2019「闇の歯車」製作委員会 写真:江森康之

最後に、本作の“謎の男に儲け話を持ち掛けられて人生を狂わせていく主人公たち”というストーリーについて、現代劇でも『黄金を抱いて翔べ』(12)をはじめとした作品があるなかで、あえて時代劇で映像化する強みを2人に聞いた。

瑛太は「佐之助は舞台が江戸時代なので、“町人としての貧しさ”というものをベースに抱えていて、お金に対してどん欲になっている。芝居としてやっていて、時代劇がおもしろいのは、所作だったり、そんな町人の勢いのようなものを表現できることです。そして本作は、説明的なセリフを排除しているので、視聴者の方に、登場人物の心のなかを想像してもらえる作りになっている、と監督もおっしゃっていたので、そこも楽しんでほしいです」と語った。

橋爪は「時代劇って基本的に“省略”と“飛躍”だと思っています」と前置きし、本作の見どころを明かしてくれた。「現代劇で本作をやろうとすると、もう少し台詞が多くなったり、くどくなってしまうと思います。時代劇だから、その部分をうまく省略することができる。だから、登場人物が多い本作でもスムーズに物語が描けるので、かえって視聴者の皆さんからすると観やすいのではないかと思います。登場人物それぞれの背景を、それほどくどく描かずに、押し込み決行まで一気に話が進むので、しっかりとしたエンタテインメント作品になっているのではないかなと思います」。

この後、京都で撮影が続く本作は、時代劇専門チャンネルでの放送に先駆けて、19年1月19日(土)より丸の内TOEIほか全国5大都市を中心に期間限定上映を予定している。是非、テレビ放送と共に大きなスクリーンで本作を楽しんでいただきたい!

文/編集部

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