「本年度最大の問題作」と評されたリメイクホラー『サスペリア』本予告&日本版ポスターが解禁!
『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が、伝説の傑作ホラーの再構築を手掛けた映画『サスペリア』が、19年1月25日(金)より公開となる。本年度ヴェネチア国際映画祭では、衝撃的すぎる内容に賛否両論が巻き起こり「本年度最大の問題作」と大きな話題になった本作から、予告映像と日本オリジナルポスタービジュアルが到着した。
70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー“マルコス”に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジした本作。ルカ・グァダニーノ監督は、オリジナル版『サスペリア』(77)の大ファンで、オリジナルの設定やキャラクターをベースに、まったく新しい物語として構築した。音楽をプロデュースしたのは、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文の様に重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーが作品に不穏な彩りを添え、かつてないホラー映画が誕生した。
予告映像では、これまであまり明かされていなかったストーリーが浮き彫りに。舞台は1977年。主人公は、夢と希望を胸にアメリカからやってきたスージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)。カリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の目に留まり、直々のレッスンを続けるなか、周りでは不可解な出来事が頻発、ダンサーが次々と失踪を遂げる。失踪した主要ダンサーの一人・パトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)の行方を聞くも、マダムは「彼女は去ったの。自らの意志で」の一点張り。不信に思った、ダンサーの一人・サラ(ミア・ゴス)は、舞踊団を捜索するなかで、隠された恐ろしい秘密に触れてしまう。
映像の後半では、ダンサーたちが一心不乱に踊るのにあわせ、苦痛の叫びが響き渡る。すべてを操っているのは、一体誰なのか、最後に一瞬だけ映し出されるおぞましい姿の正体とは…。予想不可能ながらもショッキングな展開を予見させ、グァダニーノ監督が生まれ変わらせた新『サスペリア』に期待が高まる映像になっている。
あわせて、日本オリジナルポスタービジュアルも解禁。力強い表情をしたスージーの背後に、官能的なダンサーたちとマダム・ブランが配置された本ビジュアルは、監督も「素晴しいポスター。この日本のポスターが僕は世界のいろんなバージョンの中で一番好きかもしれない(笑)」と、太鼓判を押した。
一瞬ながらも恐ろしい映像が随所に散りばめられ、ますます期待を煽られる今回の予告編。本編ではどれほどの衝撃シーンが展開されていくのか、新生『サスペリア』の公開が待ちきれない。
文/編集部