ドーヴィル・アメリカ映画祭でロドリゴ・ガルシア監督の『愛する人』がグランプリ受賞!
37年間、互いを知らずに生きてきた母と娘を描く『愛する人』(2011年正月公開予定)が、フランスで行われた第36回ドーヴィル・アメリカ映画祭でグランプリを受賞した。同映画祭は、フランス・ノルマンディー地方のリゾート都市ドーヴィルで9月3日から12日まで開催され、テリー・ギリアム監督『未来世紀ブラジル』(85)の142分のディレクターカット版をオープニング作品として上映。ギリアム監督をはじめ、多くのセレブや業界関係者が訪れた。
『愛する人』主演のアネット・ベニングは、この作品を選んだ理由として「4人の子供がいるので、あまり多くの作品に出ることができないけれど、やはり自分が出演する意味のある作品をいつも見極めている。まずは監督が信じられるか、そして素材としてどうか」と語り、「私はこの台本を読んで、カレンという人物に個人的にとても興味を持ち、紡がれていく物語にとてもシンプルに感動した。日々、色々なことと戦いながらだんだんと学んでいくカレンという人物をとても愛おしく思った」と、出演の決め手を明かした。グランプリを受賞した、ロドリゴ・ガルシア監督は「ありがとうございます。こんなに素晴らしい賞をいただけて大変光栄で嬉しいです」と喜びのコメントを寄せ、「この映画を支えてくれたプロデューサー、そして役者のすべてに感謝します」と感謝の気持ちを伝えた。【MovieWalker】
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