柳楽優弥、子役時代からのライバル・三浦春馬との共演に「感動しました」

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柳楽優弥、子役時代からのライバル・三浦春馬との共演に「感動しました」

17年実写邦画No. 1の大ヒットを記録した『銀魂』(17)に続き、空知英秋の大ヒットコミックを実写映画化した『銀魂2 掟は破るためにこそある』のブルーレイ&DVDが発売されたことを記念して18日、スペースFS汐留にて記念イベントが開催。本作の物語のカギを握る土方十四郎役を演じた柳楽優弥と、メガホンをとった福田雄一監督が登壇した。

会場に詰め掛けたファンの多くが同じサイリウムを振っているのを見て「ワーナーさんが配ったんですか?」と目を丸くする福田監督。実はそれがファンの有志が配布したものだと知ると、驚きを隠しきれない様子で「1本もらっていいですかね。柳楽くんももらおうよ」とノリノリな様子で、発起人から直接サイリウム受け取るファンサービスを披露。大はしゃぎの会場に向けてもらったサイリウムを小刻みに振る柳楽は、MCからの「いまは土方なのか、それともトッシーなのか?」という質問に対し「トッシーです」と即答し笑いを誘った。

すると福田監督から「柳楽くんは普段はトッシー。だから撮影も何の不安もなかったんですよ」と明かされると、柳楽自身もトッシーのキャラクターポスターをまじまじと眺めながら「これ結構レベル高いです」とにんまり。手のポジションや缶バッジ、漫画に似せた目の感じなど、高い再現度をねらったこだわりを明かしていく。

さらに、正反対の土方とトッシーの演じ分けの難しさについて訊かれると「カメレオンだから…」と笑う柳楽に、すかさず福田監督は「土方役の方が苦労している」と暴露。「普段こういう人ではないので、土方のトーンは僕が指示を出して、トッシーの方では何の苦労もしていない」と言われると、柳楽は「知ってたんですか!?」と戯けた表情。ツーショットでイベントに登壇するのが初めてとは思えないほどの抜群のコンビネーションを発揮した。

そして、2人が初めてタッグを組んだテレビドラマ「アオイホノオ」で柳楽が演じた焔モユルと、本作での土方に共通点があることを語る福田監督に「『アオイホノオ』の話あんまりしない方がいいですか?」と『銀魂2』のイベントだからと念のため確認した柳楽。OKが出されるとすぐさま「『アオイホノオ2』やりたいです!」と意気揚々と述べ、会場のファンからは大きな拍手が。すると福田監督は「大丈夫。11月に(原作者の)島本さんのとこに行ってきたから。あとは安田顕さんがどこまで若さを保てるか…」と、柳楽ファンにも福田監督作品ファンにとっても楽しみな発言が。

また、会場ではこの日発売されたばかりのブルーレイ&DVDに収録されている6時間にも及ぶ特典映像の中から、土方が登場するシーンの一部が上映。「特典映像が6時間って…必要!?」と笑いをとった福田監督は「チェックしてくださいと言われて渡されて、ハワイ行きの飛行機の中で見はじめたんです。着きましたからね!」とコメント。

上映された特典映像の中には、伊藤鴨太郎役を演じた三浦春馬との共演について柳楽が語るインタビューの様子も。「春馬くんは、オーディションをがっつり取っていくんで、子役時代にオーディションで会うともうダメだわってみんな思っていました」と三浦との関係を振り返る柳楽。「そこから同じ高校行って、ライバル視してまったく喋らなかったんですけど、こういう形で共演できたというのはなかなか感動しました」と、15年ぶりに共演を果たした喜びを語った。

最後に福田監督は、ソフトリリースに合わせてクリスマスイブに本編を同時刻に再生開始し、Twitterで実況し合う「『銀魂2』クリぼっち祭り」が開催されるという報せに「このイベントいる?イブですよ?悪意がある!」と大爆笑。公開から時間が経っても熱狂的なファンが多数いることに大きな手応えを感じたようで「いただいた多くの応援を『3』に繋げたいなと思います!」と続編へ向けて強く意気込んだ。

取材・文/久保田 和馬

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