ミニオンたちの大騒動をプレイバック!イルミネーション作品のキャラを大解説
クリスマスの代名詞としてアメリカでは国民的な人気を誇る物語を、大ヒット作を立て続けに発表しているイルミネーション・エンターテインメントがアニメーション映画化した『グリンチ』(公開中)。超ひねくれ者のグリンチが、村人たちが楽しみにしているクリスマスを盗むという壮大な計画を企てる本作は、クリスマスが終わっても楽しめる要素が満載!
大泉洋や杏ら豪華声優陣が吹替えを担当していたり、劇中に登場するユニークな発明品の数々。そしてなんと言っても、イルミネーション作品すべてに共通している個性あふれる魅力的なキャラクターたちの存在。主人公のグリンチはもちろんのこと、クリスマスを心待ちにしている少女シンディ・ルーや、陽気な隣人ブリクルバウム、そしてひねくれ者のグリンチに献身的な愛情を捧げる愛犬のマックス。
イルミネーション・エンターテインメントのCEOであるクリス・メレダンドリは「イルミネーション作品の要は登場するキャラクターたちと、彼らからのメッセージなんだ」と、観客を笑顔にさせるためには活き活きとしたキャラクターたちの存在が不可欠であると明かしている。そこで、グリンチにも負けないほどの個性にあふれたイルミネーション作品のキャラクターたちを2回に分けて大解説!第1回となる今回は、スタジオを代表する看板作品をピックアップしてみたい。
大泥棒が主人公!「怪盗グルー」シリーズ
イルミネーション・エンターテインメントの記念すべき最初の作品として公開され、全世界で5億ドルを突破する大ヒットを記録した『怪盗グルーの月泥棒3D』(10)に始まる超人気シリーズ。タイトルの名前にもなっている主人公“怪盗グルー”は、ひょんなことをきっかけに、孤児院で過ごしていたキュートな三姉妹を引き取ることになるのだが、そこから予期せぬ事態に見舞われていく。
つづく続編の『怪盗グルーのミニオン危機一発』(13)では、のちに妻となる反悪党同盟のエージェントのルーシーと出会い、敵組織の一員であるのも関わらず意気投合。さらに『怪盗グルーのミニオン大脱走』(17)では見た目や中身も正反対の双子の兄弟ドルーがいたことが発覚場するなど、次々とユニークなキャラクター登場。次はどんな個性派キャラがファミリーに加わるのか、続編を希望する声が相次いでいるほど。
そして、1作目に登場したベクターをはじめとした独特な悪役もこのシリーズの見どころのひとつ。水棲動物を武器に戦うベクターに、2作目に登場した筋肉ムキムキのメキシコ系泥棒・怪盗エルマッチョ。そして3作目には過去の栄光にすがりながら一昔前のアイテムを振りかざすバルタザール・ブラッドが登場。主役にも負けない個性を悪役に植え付けるのは、キャラクターを大切にするイルミネーションならでは!