2018年も映画界を驀進!数字で見れば納得のマーベル・シネマティック・ユニバースの実力!
新作が公開されるたびに「全米No.1大ヒット!」「記録を塗り替えた!」と、映画界で話題を呼び、いまや“絶対に外さないシリーズ”という信頼のブランドとなったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品。漠然としたイメージだけでもかなりの売り上げや話題となる数字を叩き出している印象があるが、今回は改めてそのポテンシャルを実感すべく、驚異的な記録の数々を具体的な数字として見ていきたい。
シリーズの世界興収合計がやばい!
シリーズ第1作目である『アイアンマン』(08)から、現在のところ最新作である『アントマン&ワスプ』(18)まで計20作で得た世界興行収入の総額は、およそ1兆9200億円。シリーズ映画として作品数でいえば、『007』シリーズや日本の『ゴジラ』など、MCU以上の本数を製作しているシリーズがいくつか存在する。しかし、シリーズすべての興行収入を合計した金額は、他を寄せつけないレベル。今後の作品も大ヒットが確実視されているので、この記録は当分塗り替えられることはないだろう。
アイアンマン役でのロバート・ダウニーJr.のギャラがすごい!
『アイアンマン』で主人公のトニー・スターク=アイアンマンを演じ、MCUの顔として活躍してきたロバート・ダウニーJr.。シリーズの牽引役としての重責に見合う形で、作品を追うごとに出演料もアップし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)では1億ドル(約117億円)が支払われたとも言われている。ちなみに、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)では、わずか8分間の出演で1000万ドル(約11億円)を受け取ったとされ、1分間あたりにして1億1000万円以上!その額もケタ違いなのだ。
オスカー俳優が出演しまくり!
アイアンマンの恋人であるペッパー・ポッツを演じたグウィネス・パルトロウをはじめ、MCU作品にはアカデミー賞を受賞した経験のある、いわゆる“オスカー俳優”が多く出演している。ヒーローを中心とした、エンターテインメント性の高い、荒唐無稽とも言える世界観がウリのシリーズだが、そのヒットの裏にはアカデミー賞も認める俳優たちの高い演技力があったのだ。ジェフ・ブリッジス、アンソニー・ホプキンス、ロバート・レッドフォードといった名優たちも数多く参加し、物語に厚みを与えてくれている。ちなみに、最新作『キャプテン・マーベル』(3月15日公開)で主演を務めるブリー・ラーソンも、『ルーム』(15)で主演女優賞を受賞した実力派。今後も出演陣の層の厚さに期待したい。
2018年の映画界を席巻!
2018年の映画界で注目を浴びたのが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『ブラックパンサー』(18)の2作品。まず、年間の世界興行収入ランキングでは、『インフィニティ・ウォー』が1位、『ブラックパンサー』が2位を獲得。情報拡散において欠かせないSNS、Twitterで最もツイートされた映画は、1位が『ブラックパンサー』、2位が『インフィニティ・ウォー』。そして、世界最大級の映画データベースサイトIMDbで最もアクセス数の多かった映画でも、『インフィニティ・ウォー』が1位、『ブラックパンサー』が2位を獲得するなど、話題のバロメーターとなる記録においても、MCU作品がワンツーフィニッシュを決めている。
なお、先日公開となった『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)の予告編は、解禁後24時間での再生回数が2億8900万回に上り、これまた新記録を樹立(ちなみに、それまでの1位は『インフィニティ・ウォー』の2億3000万回)。2019年も『エンドゲーム』を中心に、MCU作品が映画界全体を牽引する存在として君臨し続けそうだ。
文/石井誠
■『アントマン&ワスプ』
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■『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
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■『アイアンマン3』
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■『ブラックパンサー』
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