“3匹の柴犬×3人のおじさん”を組み合わせたドラマがゆるすぎてクセになる?
3人のおじさん×3匹の柴犬×公園という、いかにもゆる〜い雰囲気が漂うこの組み合わせをドラマにした「柴公園」が、テレビ神奈川ほかで放送されているのをご存知だろうか。独特の空気感がシュールな笑いを誘うのこの番組の魅力をここで紹介していきたい。
このドラマは、愛犬の柴犬を散歩させに公園へやって来るおじさんたちが、ベンチに座ってただひたすらしゃべるというゆる〜い会話劇。渋川清彦、ドロンズ石本、大西信満が演じる3人の飼い主は、朝夕の決まった時間に公園に訪れる顔見知り程度で、互いの柴犬の名前しか知らないフラットな関係性。どこかよそよそしさも感じさせる会話が、思わずフフッとなってしまうような小ぶりな笑いを生み出していく。
例えば、自分たちが街のことをまだまだわかっていなかったという話から、山手線の駅を通過していただけで降りた気になっていたけど、実は降りたことのない駅が結構あったという、しっくりこない例えへと発展したり、犬に服を着せるか着せないかで、1話丸々使ったりと、なんとも言えない絶妙なラインの話題が次々とテーマにされ、不思議な心地良さすら覚えてしまう。
また主人たちの話が終わるのを、地べたに伏せながら、ただひたすら待つ柴犬・あたる、じっちゃん、さちこ3匹の柴犬たちの表情も、そっぽを向いたりなんとも呆れたような顔をしていたりと秀逸。おじさんたちのトークの間に絶妙な間で、彼らの姿が差し込まれることで、自然ともれてしまうような笑いを誘ってくれるのだ。
なんとこのゆ〜るゆるのドラマ「柴公園」は、6月14日(金)には劇場版の公開も決まっており、この先、意外なブームとなるかも…!?まずは現在放送されているドラマ版をチェックして、そのほんわかした魅力のクセになってほしい。
文/トライワークス
■ドラマ「柴公園」
テレビ神奈川ほか全国12局以上で放送中
テレビ神奈川ほか全国12局以上で放送中
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