3大女優の濃密で複雑な駆け引きに注目!『女王陛下のお気に入り』特別映像が解禁
第76回ゴールデン・グローブ賞で4部門5ノミネートを獲得し、オリヴィア・コールマンが最優秀主演女優賞<ミュージカル・コメディ部門>を受賞。現地時間22日にノミネートが発表される第91回アカデミー賞でも大量ノミネートが予想される『女王陛下のお気に入り』が2月15日(金)より日本公開を迎える。このたび本作の物語のキーとなる、3人の女性たちの関係性について語られている特別映像が到着した。
18世紀初頭のイングランドを舞台にした本作。虚弱なアン女王と彼女の幼なじみで絶対的な権力をふるうレディ・サラの前に、サラの従妹であるアビゲイルが召使として参内。没落し、再び貴族の地位への返り咲きを狙っているアビゲイルは、サラと友情を育み、徐々にアン女王に取り入ろうと画策。しかし、その行く手には数々の試練が待ち受けている…。
このたび到着した特別映像の中で、アビゲイル役のエマ・ストーンは「3人の女性を中心に精巧に描かれた、とても特別な物語」との言葉で本作を言い表す。一方でアビゲイルと敵対するレディ・サラを演じたレイチェル・ワイズは「あらゆることが描かれていて、とても複雑で二転三転する。痛みや優しさ、怒り、庇護、すべてが詰まっている」と説明。
また本作のメガホンをとったギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督は、映像の中で「“現代生活と変わらない”と思ってもらえるよう、あらゆるものをゼロから見直した」と明かしており、劇中で描かれる複雑な人間ドラマの奥に「人間の営み」や「社会」「権力」といった、現代にもそのまま通じるテーマが潜んでいることを示唆した。
はたして3人の女性たちが繰り広げる、熾烈な駆引きの先に何が待ち受けているのか…?ストーリーから演出、美術や衣装など細部まで徹底的にこだわり抜かれた本作を、是非とも劇場のスクリーンで余すところなく堪能してほしい!
文/久保田 和馬