杉咲花&北村匠海、インフルエンザの新田真剣佑を気遣い「早く元気になって」
冲方丁の同名小説を堤幸彦監督が映画化した『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が1月26日に丸の内ピカデリーで開催され、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登壇。登壇予定だった新田真剣佑がインフルエンザのため欠席となり、北村が「真剣佑は、人への愛情がすごい」と新田の素顔を明かしたり、杉咲が「早く元気になって」とメッセージを送るなど、愛ある気遣いを見せた。
本作は、安楽死を求めて廃病院の密室に集まった12人の未成年たちが、13人目の死体に遭遇したことから、死体の謎と犯人をめぐって疑心暗鬼に陥っていく姿を描くサスペンス映画。
北村は「今日は新田真剣佑くんが欠席ということで、味をしめて長めのコートを着てきました」、坂東も「昨日、真剣から電話があって。『ばんちゃん、俺の分も楽しんで。頑張ってね』と言われた。頑張って楽しみたい」と話すなど、舞台挨拶冒頭から新田の名前を口にした。新田からは「インフルエンザのため欠席となってしまい、大変申し訳ありません。今日という日をとても楽しみにしていたので、皆さまにお会いすることが叶わず、本当に残念に思っています」とのメッセージが届けられ、会場からは温かな拍手が上がっていた。
また映画のタイトルにちなみ、「十二人の〇〇な子どもたち」とのお題に沿って答えを繰り出すこととなったが、こちらは新田も事前に回答。新田は「十二人の“個性の違う”子どもたち」とのことで、これには北村が「真面目だなあ。真剣佑らしい」と印象を吐露。「真剣佑は人への愛情がすごい。監督を含め、この映画に出ているみんなのことが大好きだった。みんなの個性が好きだったんじゃないかな」と新田の想いを代弁していた。
杉咲は「十二人の“もぐもぐしたい”子どもたち」とニッコリ。「新田真剣佑さんが大量のピザを差し入れしてくださった」というが、「重たいシーンが多かったので、和気あいあいと食べるというより、各々で“おいしいなあ…”という感じだった。今度はみんなで楽しく食べたい」とメンバーとの再会を楽しみにしていた。
同世代の共演者陣が集った現場で「毎日、刺激を受けた。ご一緒できたことが幸せ」という杉咲。「真剣佑くんが一緒に立てなかったこと、残念なんですが、きっとご本人が一番悔しい想いをされているんじゃないかな。早く元気になって、またみんなでピザを食べられるくらい元気になってほしい」と呼びかけていた。
取材・文/成田 おり枝