祝1億ドル突破の大ヒット!イーストウッド監督&主演『運び屋』新予告が到着
クリント・イーストウッドが『グラン・トリノ』(08)以来10年ぶりに監督・主演を兼任した最新作『運び屋』(3月8日公開)。全米では昨年12月から公開が始まっている本作が、ついに興収1億ドル突破の大ヒットとなり、イーストウッド監督史上では6本目の快挙を達成。これを記念し、新予告映像と場面写真が解禁となった。
これまで1億ドルを超えたイーストウッド監督作品は、トム・ハンクスを主演に迎え、多くの命を救った英雄から一転、容疑者とされた航空機機長を描いた『ハドソン川の奇跡』(16)、全世界で社会現象化する大ヒットを記録した『アメリカン・スナイパー』(14)、退役軍人とアジア系移民一家との交流を描いた『グラン・トリノ』、そしてアカデミー賞の作品賞と監督賞に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』(04)と『許されざる者』(92)の5作品だ。
主演・監督を兼ねるイーストウッドが前代未聞の実話を基に演じるのは、一度に13億円相当のドラッグを運んだこともある伝説の運び屋アール・ストーン。その素顔は、家庭より仕事を優先し家族に愛想を尽かされ、事業にも失敗し、自宅を差し押さえられてしまった孤独な90歳の老人だ。初解禁された場面写真は、眉間にしわを寄せてなにかを見つめるアールの姿をとらえている。
同時解禁となった予告映像は、本作のエッセンスを凝縮した特別版。「家族は宝だ。だが俺が身勝手すぎた」と独白するアールは、「車の運転さえすれば金になる」と仕事を引き受ける。だが、その仕事は巨大麻薬組織の運び屋だった。麻薬取締局捜査官たちが「信じられない距離を走っている」と驚愕する伝説の運び屋を、イーストウッドが熱演。
気ままな安全運転で大量のドラッグを運び警察を翻弄、巨大麻薬組織からも一目置かれた史上最高齢の運び屋アールに、ついに警察の捜査の手が迫る。「これで最後だ」というアールの意味ありげな言葉の先に、どんな結末が待ち受けているのか。果たして男は逃げ切れるのか?
アールを追い詰める麻薬取締局の捜査官には、『アメリカン・スナイパー』で主演を務め、初監督作『アリー/ スター誕生』(18)が本年度ゴールデン・グローブ賞主要5部門に選出されたことで話題のブラッドリー・クーパー。さらに、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィーストといったアカデミー賞の常連俳優が脇を固める。
記念すべき6回目の大記録突破で、日本公開の期待も高まる『運び屋』。クリント・イーストウッドの新たな傑作が誕生したようだ。
文/編集部