『アクアマン』で日本でもブレイク必至!ジェイソン・モモアの魅力と多才ぶりに迫る
すでにDCコミックスの実写映画史上No.1である『ダークナイト ライジング』(12)の世界興行収入を超え、2月4日時点で11 億820万ドルという驚異的な数字を上げた『アクアマン』(2月8日公開)。アクション超大作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)のジェームズ・ワン監督の下、アクアマン役をたくましくもセクシーに演じたタフガイ、ジェイソン・モモアを直撃。
「スターゲイト アトランティス」や「ゲーム・オブ・スローンズ」などの海外ドラマで人気を博し、『コナン・ザ・バーバリアン』(11)でもタイトルロールを務めたモモア。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)でアクアマンとして初めてスクリーンにカメオ出演し、『ジャスティス・リーグ』(17)でDCコミックスのヒーローたちと共演。3作目にして、ようやくアクアマン単独での映画となったが、モモアは「非常に長い道のりだった。早く日本でもこの映画を公開してほしいよ」と待ち遠しくてたまらない様子。
モモアはハワイ州ホノルル生まれで、筋骨隆々の野性味あふれる風貌に加え、海洋生物学を学んでいたということで、アクアマンとしての素養はバッチリ。「アクアマン役が決まった時は、スーパーヒーロー映画に出演できること自体とてもうれしかった。しかも、自分と近い要素を持ったキャラクターで、共感できる点がいっぱいあった。僕はとにかく海にまつわるものが大好きだし、海自体に縁を感じているよ」。
ジェームズ・ワン監督には現場でいろいろなアイデアを提案したそうだ。「ジェームズはとてもオープンな人柄で、僕が出したアイデアを聞いてくれつつも、最終的には的確なジャッジを下してくれる。今回、すごくいいコラボレーションができた」。
海中のシーンでは水を使わず、セットにスモークを充満させたなか、俳優がワイヤーで吊られた状態で撮影する“ドライ・フォー・ウエット ”という技法がとられた。これは『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)でも使用され話題となった撮影方法だ。完成した本作を観ると、本当に海底にいるかのように見えるが、俳優の肉体への負担はかなり大きかったようだ。
「海で泳いでいるような感じを出すために体を固定させるためのハーネス を付けているし、タイトな衣装 も着ていたのでかなり痛かった。特に役者の数が相当多かったバトルシーンは大変だったけど、完成版を観ると、すごく上手くいったと思う。そもそもあの撮影方法じゃなければ、この映画自体が作れなかったんじゃないかな」。