マイケル、プリンス、ホイットニー…名画と名曲の素敵な関係【心に残る平成の映画 教えてください】
19年4月30日(火)、平成が終わる。『タイタニック』『アバター』に驚き、宮崎駿作品や「踊る大捜査線」シリーズに熱狂した約30年間。「DVD&動画配信でーた」では、読者の心に残った平成の映画や俳優を教えてもらい、4月20日発売の「DVD&動画配信でーた」5月号で大々的に発表するアンケート企画を実施した。毎号様々なテーマで、平成の映画を思い出すために役立つ特集を掲載して好評を博しているが、Movie Walkerでも“「DVD&動画配信でーた」Presents 特別企画・心に残る平成の映画 教えてください”として掲載中。
シリーズ「“平成の映画”30年 テーマ曲紅白歌合戦」では「心に残るテーマ曲」を特集。男性と女性ボーカルに分かれての紅白歌合戦形式で、平成30年分をプレイバック。誰もが知っている大ヒット主題歌から、CMソングにもなった挿入歌、懐かしのエンディング・テーマまで、時代を彩った1曲と共に映画も思い出してみて!
高揚曲対決
紅:「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」
『天使にラブ・ソングを…』(92)より。映画のハイライトとも言える名シーンを飾ったウーピー・ゴールドバーグらによる痛快ナンバー。上品な讃美歌として始まって、突然陽気なゴスペル調R&Bへとなだれ込む。ギャップが楽しい曲展開の妙と、教会中がノリノリになる高揚感たるや!
白:「ワイルド・シング」
『メジャーリーグ』(89)より。チャーリー・シーン扮する腕白メジャーリーガーがスタジアムに出てくると、観客席を埋めつくすファンが大合唱! シンプルなギターリフと歌詞がもたらす高揚感は、コメディ映画なのに感動的ですらある。昨今流行りの応援上映で聴きたい1曲。
ミニシアター対決
紅:「コーリング・ユー」
『バグダット・カフェ』(87)より。荒野の街道沿いにある寂れたカフェを舞台にした、80年代ミニシアター文化を牽引した傑作。「ヴェガスから続く砂漠の道」という歌い出しが映画の世界観を完璧に表現。幾多のカバーもあるが、ジェヴェッタ・スティール版がゴキゲン。
白:「ベイビー、アイ・ラヴ・ユア・ウェイ」
『リアリティ・バイツ』(94)より。90年代の若者のリアルを映した青春映画の監督が、馬鹿コメディを得意とするベン・スティラーなのも驚き(しかも長編デビュー作)。ピーター・フランプトンの楽曲をレゲエ調にアレンジしたビッグ・マウンテンは、01年にサザンオールスターズの「TSUNAMI」もカバー。
シンデレラ・ストーリー対決
紅:「オール・バイ・マイセルフ」
『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)より。レニー・ゼルウィガー扮する独身30代女性が「私はひとりでも大丈夫」と自分を鼓舞するため、ジェイミー・オニールが歌うこの曲を聴きながら自宅で絶唱。「いつか王子様が」なんて夢見る気持ちを打ち砕く、リアリズムの破壊力に震える。
白:「オー・プリティ・ウーマン」
『プリティ・ウーマン』(90)より。有名曲をそのまま映画のタイトルに使うパターンは多いが、ジュリア・ロバーツ扮するヒロインのイメージとこれほど一体化した成功例も珍しい。この曲さえ流れれば、あなたも気分は都会のシンデレラ。ロイ・オービソンの浮世離れした美声も出色。
舞台はNY対決
紅:「サドゥンリー・アイ・シー」
『プラダを着た悪魔』(06)より。アン・ハサウェイ扮するファッション業界で頑張る女性の奮闘記の冒頭を飾った1曲。『ゴースト~』が恋人たちの曲とすれば、こちらは働く女性の背中を押してくれる応援ソング。どちらも女子ウケはするが、自身の境遇によって票が分かれそう。
白:「アンチェインド・メロディ」
『ゴースト/ニューヨークの幻』(90)より。ライチャス・ブラザーズの激甘バラード。大ヒット映画に使用されたことでオールディーズ曲のリバイバル・ブームが巻き起こったのは、『プリティ・ウーマン』と同パターン。エロい陶芸シーンと相まって、しっぽり盛り上がりたい男女の定番曲に。
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(https://www.disney.co.jp/studio/news/20190315_01.html)