春の風物詩「ドラえもん」はやっぱり強し!オスカー効果で『グリーンブック』も好発進!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
 春の風物詩「ドラえもん」はやっぱり強し!オスカー効果で『グリーンブック』も好発進!

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春の風物詩「ドラえもん」はやっぱり強し!オスカー効果で『グリーンブック』も好発進!

花粉も一気に舞い出し、グッと春の訪れを感じさせた3月最初の週末。2・3日の動員ランキングは、春映画の定番である「ドラえもん」が相変わらずの強さをみせ、見事ランキングを制した!

ポスターも話題の2作がワンツーフィニッシュ!

『映画ドラえもん のび太の月面探査記』が初登場首位を獲得
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』が初登場首位を獲得[c] 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019

土日で動員58万6000人、興収6億9600万円をあげ初登場1位を飾った『映画ドラえもん のび太の月面探査記』。公開日からの3日間では、動員64万5000人、興収7億5700万円という大ヒットスタートとなっている。シリーズ通算39作目となる本作は、脚本に“ドラえもんの大ファン”だという小説家の辻村深月を起用。SNS上では「物語の厚みがすごい」などの声が見られ、大人も楽しめる作品として高い評価を集めている。

脚本に辻村深月を起用した大人向けの世界観も話題に!(『映画ドラえもん のび太の月面探査記』)
脚本に辻村深月を起用した大人向けの世界観も話題に!(『映画ドラえもん のび太の月面探査記』)[c] 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019

「ドラえもん」と言えば、近年、そのポスタービジュアルが注目の的になっているが、本作の深い世界観を反映した、月と主人公たちが描かれたポスターも「エモい」と、多くの大人たちの涙腺を刺激しているようだ。

【写真を見る】GACKT&二階堂ふみ『翔んで埼玉』は先週を上回る好成績を記録!
【写真を見る】GACKT&二階堂ふみ『翔んで埼玉』は先週を上回る好成績を記録![c]2019映画「翔んで埼玉」製作委員会

同じくポスターが話題を集めている『翔んで埼玉』は、土日2日間で動員20万5000人、興収2億8100万円をあげ、1ランクダウンの2位に。だが公開初週であった前週と比べ、動員は107.2%、興行は108.3%という驚異的な成績を記録し、累計興収は9億5千万円超え。30億円が見込めるヒットとなっている。埼玉では圧倒的な支持を得ている本作だが、各都道府県をディスったかのようなポスター効果で、さらに成績を伸ばせるだろうか?

アカデミー賞効果で、受賞作が多数ランクイン!

作品賞でオスカーを獲得した『グリーンブック』は3位スタート!
作品賞でオスカーを獲得した『グリーンブック』は3位スタート![c]2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

先日のアカデミー賞で、5部門にノミネートされ、作品賞・脚本賞・助演男優賞を受賞した『グリーンブック』は、土日2日間で動員15万4000人、興収2億円で初登場3位、累計では動員23万4000人、興収2億9000万円を突破している。トップ10の作品では最も公開規模が小さい作品ながら大健闘を見せた。

また、今年の最多4冠達成の『ボヘミアン・ラプソディ』は先週から2ランクアップで7位に。累計は動員879万人、興収121億5000万円を突破し『風立ちぬ』(13)を抜き歴代興収ランキング19位となっている。さらに、ミニシアターランキングに目を向けてみると、助演女優賞受賞の『ビール・ストリートの恋人たち』が先週からワンランクアップで首位を獲得するなど、オスカーの影響力を感じさせた。

8日には、長編アニメーション賞受賞の『スパイダーマン:スパイダーバース』が、22日には脚色賞受賞の『ブラック・クランズマン』が公開されるなど、今年のアカデミー賞をにぎわせた作品が続々と封切られる。これらが、今後どのような成績を残すのかにも注目だ。

文/トライワークス

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