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イベント 2019/3/6 16:58

日本を代表する撮影監督が日中共同制作の未来を語る!「中国映画祭 電影2019」が開幕

いま世界で最も勢いのある中国映画界から話題の最新作がいち早く日本に上陸する「中国映画祭 電影2019」のオープニングセレモニーが6日、角川シネマ有楽町で執り行われ、主催者や主賓、作品ゲストらが挨拶に登壇。それぞれが日本と中国の映画文化交流の喜びを語り、さらなる発展への期待感をあらわにした。

今年で2回目の開催となる本映画祭では、日本公開予定作品を含む多種多様なジャンルの6作品がラインナップ。今年の春節に中国で公開され大ヒットを記録中の『ペガサス/飛馳人生』(初夏公開)や、世界各国の映画祭で絶賛された『草原の河』(15)を手掛けたソンタルジャ監督の最新作『アラ・チャンソ(原題)』、スー・チーがヒロインを演じる『アイランド/一出好戯』などが上映される。

主催者挨拶に登壇した文化庁長官・宮田亮平氏が昨年公開された『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』(18)を模範例として掲げながら、日中の国際共同制作の重要性を説くと、続いて登壇した上海国際映画祭複総経理のワン・イエ氏はアジアの映画界を牽引する役割を果たしている東京国際映画祭と上海映画祭が共同で行っている新人監督の発掘などの取り組みについて語る。そして今回の上映作品の魅力を熱弁したワン・イエ氏は「中国のいまのライフスタイルや心の有り様を感じて、ますます進化する中国映画を味わうことができるでしょう」と述べた。

また、作品ゲストとして登壇したのは3名。『アラ・チャンソ(原題)』のソンタルジャ監督は「デビュー作から新作まで3作がいずれも上海国際映画祭に出品することができ、それを通して日本の映画祭にも参加することができました。とても光栄に思います」とコメント。

一方『駐在巡査 宝音(ボヤン)』のプロデューサーを務めたフフバートルも、第26回東京国際映画祭で最優秀主演男優賞を獲得したプロデュース作『オルドス警察日記』(13)につづいて2作連続で日本の映画祭に参加できる喜びを語り「今後両国の合作の機会は多くなってくるのではと思っております。我々現場の人間は、現場で一生懸命に映画を作り、日中合作の可能性が無限にあることを証明したいと思っております」と今後の抱負を述べた。

そんなフフバートルから「プロフェッショナルな方で、今後の日中両国の映画制作の見本を示してくれた」と絶賛されたのは、同作で撮影監督を担当した日本人カメラマンの柳島克己。北野武監督作品など数多くの日本映画に携わってきた彼は、抜擢された経緯や撮影現場での雰囲気について振り返りながら「日本映画はますますグローバル化している。むしろそういう方向に行くしかないのだと思っています」と力強く語り、「ますます交流が進むことを期待しています」とセレモニーをまとめた。

「中国映画祭 電影2019」は3月6日・7日に角川シネマ有楽町で行われたのち、3月9日(土)と10日(日)に大阪会場である梅田ブルク7で行われる。上映スケジュールやゲストの登壇情報などは、映画祭公式ホームページを確認してほしい。

取材・文/久保田 和馬

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