DCの新ヒーローとスパイダーマンの共通点とは!?主演俳優が『シャザム!』を解説
バットマンやスーパーマンなど、DCコミックスが誇るヒーローが集結した「ジャスティス・リーグ」の活躍を描く「DCエクステンデッド・ユニバース」の最新作『シャザム!』(4月19日公開)。DC作品らしからぬコメディ要素の強さから、一部ではジャスティス・リーグに参加せずに別路線を歩むとの噂もあったが、主人公であるシャザム役を演じるザッカリー・リーヴァイ自身は「是非参加したいと思っている」と強い意欲を語る。
本作は悪ガキのビリー・バッドソンが謎の魔術師からスーパーパワーを与えられ、「シャザム!」という魔法の言葉を叫ぶと中身は少年のまま、見た目はマッチョなスーパーヒーローへと変身する。そして仲間のフレディと一緒にスーパーパワーで遊び倒すのだが、謎の科学者Dr.シヴァナによってその力がねらわれてしまう。
日本ではそれほど知名度の高いヒーローではないが、誕生したのは今から80年前の1939年。歴史あるヒーローを演じたことにザッカリーは「僕が命を吹き込むことができるなんて本当にすばらしい機会だし、名誉なことだ」と喜びを語り、シャザムに変身する前のビリーを演じたアッシャー・エンジェルとお互いに理解を深めることで、2人1役とも言える役柄をこなしたことを明かす。
さらにザッカリーは「トム・ハンクス主演の『ビッグ』と、そして『スーパーマン』を合わせたような映画だよ」と説明しながら、ある人気ヒーローとシャザムの共通点を語る。「シャザムは他のスーパーヒーローとはまったく違う。彼らはみんな大人で、物事に対してすごくシリアスだ。だから最も近いキャラクターはスパイダーマンだと思う。2人ともティーンエイジャーで、熱意とパワーがある。自分たちのパワーや悪者と戦うことに興奮しているんだ」。
そして「スーパーパワーが与えられることで、彼は多くのことを学ばなければならない」と、ティーンエイジャーの物語特有の“成長”や“変化”の要素が含まれていることを示唆する。「パワーをどう扱うか、スーパーヒーローとして注目されるということ、それに学校に行くのか行かないのか。子どもならば学校に行かないといけないけれど、ヒーローならやりたくないことはやらなくてもいい。そういう風に多くの変化が起きるけれど、心の奥はビリーだということは変わらないんだ」。
人気海外ドラマ「CHUCK/チャック」で注目を浴び、その後ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』で声優を務めるなど、様々な作品で活躍してきたザッカリー。現在世界中で大ヒットを記録している『アクアマン』(公開中)など、絶大な人気を誇るDCヒーローの仲間入りを果たしたことに「多くの人々が僕を知って、気に入ってくれるといいなと思う」と謙虚な姿勢を貫く彼は、本作でどんな活躍を見せてくれているのだろうか。公開が待ち遠しい!
文/久保田 和馬