菅田将暉が福田雄一の“直感”でシャザム役に決定!「普段の菅田くんと印象が近い」
スーパーマンやバットマンといったDCコミックスのヒーローたちがクロスオーバーする「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」の最新作『シャザム!』(4月19日公開)の「“爆笑”緊急発表会見風?!イベント」が26日に都内で行われ、本作の日本語吹替え版監修を務める福田雄一が登壇。主人公シャザム役の吹替え声優を「銀魂」シリーズなどで福田とタッグを組んできた菅田将暉が担当することが発表された。
本作はある日突然スーパーヒーローの力を授けられた悪ガキのビリーが、最強のヴィラン“Dr.シヴァナ”と対峙しながらヒーローとして目覚めていく様をユーモアたっぷりに描く物語。先週末に限定公開された全米では早くも絶賛の嵐が巻き起こり、大手レビューサイト「ロッテントマト」では93%の高スコアを獲得している。
初めてアメコミ作品の吹替え監修という大役を務めることに「アメコミスーパーヒーローという、中二病の僕にはたまらなく惹かれる誘い文句だったので、二つ返事で『やります!』って答えました」と語る福田は、つい先日試写で作品を鑑賞してから吹替えキャストを決めて収録をするという怒涛のスケジュールをこなしたことを激白。「ハリウッドの吹き替えってこんなにバタバタで作るの?って思いましたもん。ワーナー・ブラザースこんな感じか(笑)」。
そして「映画の顔ですから、メインキャストを誰に背負ってもらうか直感で決めました」という福田の言葉とともに、福田の監督作品の常連として知られる佐藤二朗が会場に姿を現す。当初の予定では「佐藤がシャザム役に抜擢された」というドッキリを行うはずだったものの、2人がいつにもまして自由にトークを進めてしまったため、佐藤の役柄が“チョイ役”であることが早々に明らかになるハプニングで会場を沸かせた。
そんな中で、シャザム役の声優として福田は「僕の大好きな菅田将暉くんです」と正式に発表。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(17)でアニメ声優の経験はあるものの、洋画吹替えはこれが初めてとなる菅田。起用した理由について福田は「大人なんだけど中身が子供で落ち着きのない感じが、普段の菅田くんと印象が近いです」と明かし「このスケジュール感で菅田将暉にオファーして受けてくれるとは思っていなかった。実際にやり始めてみて、完全に菅田くんだなって自信をもてました」と“直感”でのキャスティングに確かな手応えをのぞかせる。
さらに福田は「プロデューサーさんに『僕の夢を叶えてください』とお願いして、ご一緒したかった声優さんたちとご一緒させていただきました」と、菅田以外のキャスティングも自身の趣味全開で決めたことを告白。「きっとアメコミファンの方にも喜んでいただける形になっていると思います」と、自信たっぷりの表情で豪華声優陣の参加をほのめかした。
取材・文/久保田 和馬