小栗旬と星野源が初共演で、昭和の未解決事件に挑む!『罪の声』が2020年に公開決定
2016年の「週刊文春」ミステリーベスト10で国内部門第1位、第7回山田風太郎賞の受賞など高い評価を得た塩田武士のベストセラー小説「罪の声」。このたび小栗旬と星野源をダブル主演に迎え、2020年公開で映画化されることが決定した。
原作は、昭和に起こった未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフに、作者の綿密な取材と着想が織り混ぜられ、リアリティに富んだ物語と呼び声高い小説。昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれた新聞記者の阿久津英士は、残された証拠を元に取材を重ねていた。時を同じくして、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。幼いころの自分の声が吹き込まれたそれは、事件で犯行グループが使用した脅迫テープとまったく同じ声だった。やがて運命に導かれるように2人は出会い、ある大きな決断へと向かう…。
新聞記者の阿久津役は、小栗旬。実写版「銀魂」シリーズでのコミカルな演技から『追憶』(17)や『君の膵臓をたべたい』(17)での繊細な演技まで幅広く演じ、『GOZILLA VS. KONG(原題)』(20年公開)でハリウッド進出が決定している。おなじく、幼少時に昭和最大の未解決事件に関わっていたことを偶然にも知ってしまう曽根役に、星野源。『箱入り息子の恋』(13)で映画初主演、『地獄でなぜ悪い』(13)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、俳優・音楽家・文筆家としてマルチな才能を発揮している。
さらに、脚本にはテレビドラマ「獣になれない私たち」で第37回向田邦子賞を受賞。「重版出来!」や「アンナチュラル」など話題作を生む野木亜紀子が執筆し、監督を『涙そうそう』(06)や『ビリギャル』(15)など幅広いジャンルを手掛ける土井裕泰が務めるなど、本作への期待を膨らませるキャストとスタッフが名を連ねた。
小栗旬と星野源は本作で映画初共演となる。2人がどのようなやり取りを劇中で見せるのか、いまから公開が待ちきれない!