「しないわけには…」松本花奈監督、『キスカム!』舞台挨拶ではにかみながらもキスカム宣言!?
「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」最終日となった4月21日、沖縄県那覇市の琉球新報ホールにて「TV DIRECTOR'S MOVIE部門」に出品されたテレビ東京の映画『キスカム!Come on,kiss me again!』が上映され、出演者の堀田茜、八木アリサ、塚本高史、そして注目の現役女子大生、松本花奈監督による舞台挨拶が行われた。
本作は、『脱脱脱脱17』(16)、『21世紀の女の子』(19)などの作品で知られる松本花奈監督とテレビ東京がタッグを組み、“観たら今すぐキスしたくなる”をテーマに作り上げたロマンティック・コメディ。本作で、うだつが上がらない主人公を演じた葉山奨之や、彼の上司を演じた塚本高史だけでなく、ヒロインの堀田茜や八木アリサなど、人気モデルたちの演技にも注目だ。
“キスカム”とは、海外のスポーツイベントなどで行われる、会場のスクリーンに映し出されたカップルが、その場でキスをするというもの。本作では、キスカムによる多くのキスシーンが描かれるが、キャスト陣だけでなく、エキストラによるキスシーンも数多く使用されている。本作の撮影について松本監督は「1か月前に撮影を行ったばかりなのですが、劇中に使用したキスシーンを数えたら、きっとギネスに載るんじゃないかと思います。本作はキスがテーマではあるのですが、恋をすることや、誰かを好きと思う感情を大事にしたいと思い撮影に臨みました」と語った。
“キスでカップルの復縁をサポートする”会社の社長を演じた塚本は、「あんな会社ありえないですよね!(笑)でも、意外と僕は自身は、劇中で1人の女性としかキスしてないんですよ。後は全部マネキンとのキスですから!(笑)」と観客の笑いを誘った。
もし、自分に“キスカム”のカメラを向けられたら?という質問について、堀田は「本作をきっかけにキスカムが日本に浸透してほしいけど、自分にカメラが向けられたら恥ずかしいかな」と苦笑い。八木は「劇中で描かれるキスカムのシーンは、“キスしていい雰囲気”ができていたので、あんな雰囲気だったら『じゃあ(キスしようか)』ってなちゃうかも。そういう日本があってもいいと思います(笑)」と前向きな発言。松本監督は「こういう映画を作ってしまったので、しないわけには…」とはにかみながらコメントした。
文/編集部