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アカデミー賞有力候補『英国王のスピーチ』が英国インディペンデント賞最多6部門独占受賞

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アカデミー賞有力候補『英国王のスピーチ』が英国インディペンデント賞最多6部門独占受賞

本年度のトロント映画祭にて最高賞(観客賞)を受賞し、アカデミー賞最有力候補と話題を呼んでいる『英国王のスピーチ』(2011年2月26日公開)は、11月26日にアメリカで限定公開され、週末の1館当たりの平均成績が本年度No.1になるという大ヒットスタートを切った。先頃発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞においてもトップ10に選出され、英国インディペンデント映画賞においても作品賞、主演男優賞(コリン・ファース)、助演男優賞(ジェフリー・ラッシュ)、助演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)、脚本賞、リチャード・ハリス賞(ヘレナ・ボナム=カーター)の最多6部門を受賞。ワシントンDC映画批評家協会賞ではコリン・ファースが主演男優賞を受賞するなど、各国の主要映画賞を続々と受賞している。

また、ノミネート8部門中6部門独占受賞という快挙を果たし、全米に続いて本拠地の英国でも高い評価を得ている。

本作は、現イギリス女王エリザベス2世の父にして、この度婚約発表をして世界中の話題をさらっているウィリアム王子の曽祖父に当たるジョージ6世が主人公の歴史ドラマ。吃音症を抱えた内気なジョージ6世が、言語聴覚士の助けを借りて障がいを克服し、第二次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づけ、心を1つにする見事なスピーチを披露し、人心を得るまでを描く感動作となっている。主演のジョージ6世には『シングルマン』(10)で世界の映画賞を独占した記憶も新しいコリン・ファース、言語聴覚士にジェフリー・ラッシュ、ジョージ6世の献身的な妻にヘレナ・ボナム=カーターという本格演技派ぞろいの作品だ。

興行成績と共に次々と発表になる各国の主要映画賞においても圧倒的な強さを見せている本作に大きな注目が集まっている。【Movie Walker】

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