ゴジラにキングギドラ、モスラ、ラドン!新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』登場の怪獣まとめ|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ゴジラにキングギドラ、モスラ、ラドン!新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』登場の怪獣まとめ

コラム

ゴジラにキングギドラ、モスラ、ラドン!新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』登場の怪獣まとめ

GODZILLA ゴジラ』(14)、『キングコング:髑髏島の巨神』に続く“モンスター・バース”の第3弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(公開中)。本作には、ゴジラのほか、キングギドラにモスラ、ラドンといった怪獣ファンにおなじみの4体の“モンスター”たちが登場する。ハリウッドで甦った彼らがどのように活躍するのか?1体ずつ紹介していこう。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開中
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開中[c]2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

生態系の頂点に君臨する“怪獣王”ゴジラ

大気が強い放射能を含んでいた約2億7千万年前の地球で、生態系の頂点に君臨していた怪獣王。119.8メートルという体長を持ち、地球の平穏を乱す怪獣たちを排除するかのように現代の地上に現れた。水陸で自在に活動が可能。体内の放射能を青い熱線として吐き出す放射熱線が最大の武器だ。

放射熱線を空に向けて放つゴジラ
放射熱線を空に向けて放つゴジラ[c]2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

1954年に『ゴジラ』でデビューしたゴジラ。その後、特撮シリーズはもちろん、最近ではアニメ3部作の『GODZILLA』や『シン・ゴジラ』(16)も話題となった。特撮では中にスーツアクターが入って演じたが、ハリウッド版はCGになり尻尾を自在に操ったり、相手を噛みちぎるなど荒々しいファイトを展開。ただしその身のこなしはどこか人間味も感じさせ、60年に以上わたる歴史を持つ“ゴジラらしさ”もしっかりと受け継いでいる。

3本の首を持つ規格外の大怪獣・キングギドラ

南極にあるモナークの施設で氷の中で眠っていたが、目を醒まして暴れ出す。体長158.8mとそのサイズはゴジラを大きく上回る。邪悪な顔を持つ3本の長い首に、巨大な翼、2本の尻尾を持つ規格外の大怪獣。上空に舞い上がり雷雲を巻き起こしたり、体内の電気を破壊光線として放射したり、ゴジラを宙高くつり上げるなどそのパワーも凄まじい。

3本の長い首に大きな翼、2本の尻尾が特徴のキングギドラ
3本の長い首に大きな翼、2本の尻尾が特徴のキングギドラ[c]2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

映画初登場は1964年の『三大怪獣 地球最大の決戦』。隕石として地球にやってきた宇宙怪獣で、ゴジラやモスラ、ラドンらと激闘を繰り広げた。日本のスーツによる重量感満点な姿もほれぼれするが、ハリウッド版での3本の首がかま首をもたげ威嚇する邪悪さは圧巻!自由にのし歩く姿も凄まじい。

幻想的な平和の守護者・モスラ

中国・雲南省の古代遺跡の近くで卵の状態で発見され、やがて幼虫が孵化。繭を作り、成虫になる。体長は15.8m、翼長は244.8m。淡い光を放つ幻想的な姿は、「怪獣」より「幻獣」と呼びたくなる美しさ。巨大な羽で大空を飛び、ゴジラを援護するようにふるまう。

幼虫から成虫へと成長を遂げる、幻想的なモスラ
幼虫から成虫へと成長を遂げる、幻想的なモスラ[c]2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

インファント島の守護神として1961年の『モスラ』でデビュー。ゴジラとの初共演は1964年の『モスラ対ゴジラ』で、多くの作品で平和の使者として活躍した。日本では可動式モデルをつるして撮影していたが、CGのハリウッド版は羽の動きを含め、幻想的な味わいが増している。

大空の支配者・ラドン

翼竜を思わせる鳥形の怪獣。メキシコにあるモナーク基地内の火山から出現した。身長46.9m、翼長265.5mの巨体だが、ジェット戦闘機に負けないスピードで空を飛ぶ。武器は巨大なクチバシと鋭い足のツメ。飛行する際に起こる衝撃波でも町を破壊しつくした。ギドラやゴジラ、モスラにも戦いを挑むどう猛な性格の持ち主だ。

獰猛に襲いかかる!翼竜のような姿のラドン
獰猛に襲いかかる!翼竜のような姿のラドン[c]2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

映画初登場は1956年の『空の大怪獣ラドン』で、劇中で翼竜プテラノドンが変異した姿ではないかと言われている。超音速で飛行し、その衝撃波で周囲のものを破壊するのは本作と同じ。ゴジラシリーズには『三大怪獣 地球最大の決戦』で参戦した。ハリウッド版はより翼竜に近いシェイプになり、劇中で真っ赤な溶岩を浴びたことで、邪悪さが増している。

怪獣たちの大迫力のバトルが描かれる『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。圧倒的な破壊力で地上を蹂躙する彼らの前に、人類に為す術はないのか?その行く末を見届けてほしい。

文/神武団四郎

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