藤原竜也、師の娘・蜷川実花監督との初タッグに感慨「僕の人生にとって貴重な時間」
藤原竜也主演、蜷川実花監督で放つ映画『Diner ダイナー』(7月5日公開)のジャパンプレミアが、6月6日に東京国際フォーラムで開催。藤原、玉城ティナら豪華キャスト10名と蜷川監督が舞台挨拶に登壇した。藤原は亡き師である蜷川幸雄の娘、蜷川実花監督との初タッグについて「『竜也、やろう』と言われたら、僕は断る理由が見つからなかったです」と本作への熱い想いを語った。
藤原は「実花さんとは初めてご一緒させていただいたんです。撮影は本当に大変だったのですが、なにか感慨深いというか、妙な縁を感じるというか。僕の人生にとって貴重な時間を過ごさせていただきました」とあふれる想いを口にした。
ヒロインを務めた玉城は、藤原について「藤原さんは、独特の藤原節を常に持たれている方だと思ったんですが、オンオフがすごくはっきりしている方で。優しくしてくださり、ありがとうございました」と感謝した。
藤原も撮影当時20歳だった玉城の印象について「ティナちゃんとは初対面だったので、話が合うのかもわからなかったけど、真剣に僕の話を聞いてくれた。僕のほうがやさしくしてもらいました」と玉城に礼を述べた。
蜷川監督は「竜也が主演で、男性主演で映画を撮るのも初めてでしたし、またちょっと違う作品だったので、それをどうやってプラスにしていくかが課題でした」と制作の苦労を明かしたが、最後には「みんなの力が集結した映画を観ていただけることがすごくうれしいです。また、竜也と一緒にできたことがとっても大きなことでした」と笑顔を見せた。
舞台挨拶には、藤原、玉城、蜷川監督のほか、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、金子ノブアキ、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二も登壇した。
『Diner ダイナー』は、平山夢明の小説「ダイナー」の映画化作品。藤原が、殺し屋専用の食堂「ダイナー」に“王”として君臨するボンベロ役を、玉城が物語のカギを握る少女カナコ役を、窪田たち豪華キャストが最狂の殺し屋たちを演じる。
取材・文/山崎 伸子