佐藤健「本当に幸せでした」…「るろうに剣心」最終章がついにクランクアップ!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
佐藤健「本当に幸せでした」…「るろうに剣心」最終章がついにクランクアップ!

映画ニュース

佐藤健「本当に幸せでした」…「るろうに剣心」最終章がついにクランクアップ!

和月伸宏の超人気コミックを原作に、シリーズ累計興収125億円以上、観客動員数980万人を突破した「るろうに剣心」シリーズの6年ぶりの最新作となる、「るろうに剣心」最終章が2020年夏に2作連続公開される。昨年11月4日にクランクインした本作が、先日6月7日にクランクアップを迎えたことが明らかになった。

参加したエキストラの数はのべ6000人。京都、奈良、滋賀、三重、兵庫、熊本、広島、栃木、埼玉、静岡、大阪、長野など全国43か所で約7か月にわたって大規模な撮影が行われた本作。前3作に引きつづきメガホンをとる大友啓史監督は「この厳しいスケジュールの中で、期待されるクオリティを実現するために最後まで一切妥協なく頑張ってくれたキャストとスタッフに本当に感謝しています」と、共に戦った仲間たちに感謝と労いの言葉を述べた。

また大友監督はこれから約1年かけて編集作業を行うとのことで「僕にとってはまだ完成まで半分しか作業が終わっていない。ここまでのみんなの頑張りに応えられるよう、もう一度気を引き締めて作品に魂を込めていきたい。“るろうに旋風”をふたたび世界中に巻き起こせるような、刺激的で圧倒的パワーを持ったエンターテインメント作品に仕上げたい」と意気込みを語った。

一方、主人公である緋村剣心を約8年間通して演じ抜いてきた佐藤健は「この作品はいうまでもなく僕の誇りで、これからも『るろうに剣心』を背負っていきます」とコメント。そしてこれまで語られることのなかった剣心の“十字傷の謎”に迫る物語が描かれる本作について「今回のエピソードはこのシリーズを語る上で避けることはできないですし、絶対演じたいと思っていました。ただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティを持って映画史に名を残すという使命にも似た気持ちもありました」と明かす。

さらに「とても過酷な撮影でしたが、シリーズを通して信頼できるスタッフとともに過ごした密度の高い日々でした」とクランクイン前からアクション練習などを含めて1年以上向き合ってきた本作の撮影現場を振り返った佐藤は「好きな役を演じる喜びを感じ、本当に幸せでした」と万感の思いを込めて語った。その後、原作者の和月からサプライズで直筆メッセージが書かれた色紙が贈られた佐藤は、驚きと喜びの表情を浮かべながら、剣心として過ごした年月に思いをめぐらせていた。

まだストーリーの詳細やキャスト情報などは明らかになっていないが、臨場感たっぷりのアクションシーンと血の通ったキャラクター造形、リアリティを追求した人間ドラマなど大友監督の手腕が余すところなく発揮された、シリーズの集大成となっていること間違いなしの本作。映画史にその名を刻む圧巻のフィナーレに、いまから大いに期待したい!

文/久保田 和馬

関連作品

関連記事