佐藤浩市と渡辺謙が見せる緊迫の表情…『Fukushima 50』場面写真が解禁!
2011年3月11日に発生した東日本大震災によって起きた福島第一原発事故。その関係者90人以上への取材をもとに綴られた門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を、『沈まぬ太陽』(10)など社会派映画の名手として知られる若松節朗監督が映画化した『Fukushima50』(2020年3月公開)。このたび本作から待望の場面写真が解禁された。
本作は日本観測史上最大の地震となった東日本大震災時の福島第一原発事故を描いた物語。想像を超える被害をもたらした原発事故の現場に残った作業員たちは、のちに世界のメディアから“Fukushima50”と呼ばれることになる。その時、現場ではなにが起きていたのか?東日本壊滅の危機が迫るなか、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる真実が明らかにされていく。
このたび解禁された場面写真に写るのは、佐藤浩市演じる福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫と渡辺謙演じる福島第一原発所長の吉田昌郎が東日本大震災発生直後に見せる緊迫感あふれる表情。伊崎は中央制御室で、緊急停止した1・2号機に対して非常時の対策を指示し異常がないかを注視し、吉田は緊急対策室で現場からの深刻な状況報告を受けて策を練る。この表情だけで、本作の息を呑む臨場感が伝わってくるかのような仕上がりに。
日本中の誰もが当事者となり、全世界をも震撼させた未曾有の大震災から早8年強。日本映画屈指の名優2人による迫真の演技と、実力派スタッフ陣によって作りだされる本作は、決して風化させてはいけない経験を後世へと伝える役割を果たしてくれることだろう。本作から届けられる続報を、期待して待ちたい。
文/久保田 和馬
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