是枝裕和監督と世界トップレベルの俳優たちがタッグ!最新作『真実』の公開が決定
『万引き家族』(18)で第71回カンヌ国際映画祭の最高賞にあたるパルムドールを受賞した是枝裕和監督が初の国際共同製作に挑んだ最新作『La Vérité(原題)』が、『真実』の邦題で10月11日(金)から日本公開されることが決定した。
国民的大女優ファビエンヌが出版した「真実」という自伝本になにが綴られているのか気がかりな娘のリュミールと娘婿のハンク、2人の娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書が、出版祝いと称してファビエンヌのもとに集まる。そしてこの自伝によって、母と娘の間に隠された愛憎渦巻く真実があらわにされていくことに…。
ファビエンヌを演じるのは『シェルブールの雨傘』(63)や『終電車』(80)など、半世紀以上にわたり一線級で活躍するフランスが誇る正真正銘の“国民的大女優”カトリーヌ・ドヌーヴ。そしてその娘リュミールを演じるのは河瀬直美監督の『Vision』(18)で主演を務めたことも記憶に新しいジュリエット・ビノシュ。
さらにこれまで俳優として2度アカデミー賞にノミネートされ、映画監督としても活動するイーサン・ホークや、『8人の女たち』(02)でドヌーヴら錚々たる大女優らとともにベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞したリュディヴィーヌ・サニエも出演。
彼ら豪華キャストに加え、セザール賞受賞経験を持ちハリウッドでも活躍する名カメラマン、エリック・ゴーティエが撮影を担当するなど一流のスタッフ陣も集結。いまや世界で最も注目を集める日本人監督となった是枝監督が、構想に8年の歳月をかけた渾身の長編14作目に期待せずにはいられない!本作から届けられる続報に乞うご期待だ。
文/久保田 和馬
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