唯一無二の女優・樹木希林の最後の日々を追った、ドキュメンタリー映画が公開!
9月15日(日)で、樹木希林が亡くなってから1年を迎える。このたび、樹木に初めて長期密着したドキュメンタリー番組に未公開映像を加え、映画『“樹木希林”を生きる』として10月4日(金)に公開することが決定。予告編とポスタービジュアルが到着した。
木寺一孝監督は、1人で取材することを条件に、樹木への1年間の長期取材を許された。木寺の家まで自家用車で迎えに行き、現場に到着するまで自ら運転し、語り続けた樹木。半年が経過し、少しずつ樹木の身体に不調が見えてきた頃、「あなたはこれをどうしようと思っているのよ?」と木寺に問いかけた…。
逝去から1年を経たいまでも数々の著作が出版され、人々の心にありありと存在感を残している樹木。その存在に魅了されるのはなぜなのか。到着した予告編は、密着取材の出演料を聞いた樹木が「いやー、安いなぁ!」と、早速その歯に衣着せぬ物言いを披露する場面から始まる。57年にも渡る役者人生で、ドラマやCM、映画に欠かせぬ存在となりながら、細やかな気遣い、あふれ出るユーモアで撮影現場を盛り上げる様子や、歳を取ること、役を生き抜くことへの想いを語っていく。そして、全身にガンの転移が発覚し、死期を悟りながら「未熟なままで終わるのも、また良し」と語る“樹木希林”の生き様から、生きるためのヒントを得ることができるのでは、と見る者に思わせる映像だ。
同時に解禁となったポスタービジュアルには、本作で樹木が実際に語った「せっかくできたシワだから、もったいない」という言葉が添えられている。人生はなりゆきだという樹木の言葉ひとつひとつは、人々の心に響き、生きる意味を考えさせる。
稀代の名女優、その最後の日々を追った珠玉のドキュメンタリーである本作。この機会に、樹木の金言に耳を傾ける機会を作ってみてはいかがだろうか。
文/編集部