沢村一樹&志尊淳「おっさんずラブ」の現場はアベンジャーズ大集合のよう!“はるたん”と牧への愛を叫ぶ - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
沢村一樹&志尊淳「おっさんずラブ」の現場はアベンジャーズ大集合のよう!“はるたん”と牧への愛を叫ぶ

インタビュー

沢村一樹&志尊淳「おっさんずラブ」の現場はアベンジャーズ大集合のよう!“はるたん”と牧への愛を叫ぶ

「アベンジャーズが集まったような、奇跡的な現場」(沢村)、「サウナシーンはセットが揺れるくらいの迫力があった」(志尊)

五角関係へと発展する
五角関係へと発展する[c]2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会

「座長が火をつける」という本シリーズの撮影現場。スタッフ陣も「ずっと笑っている」のだとか。田中は以前、本シリーズのオフィシャルオフ会にて「『すべての現場がこうあるべきだ』と思うくらい、僕は『おっさんずラブ』の現場が好き。違う作品でも、そういう現場を目指してやっています。それがずっと目標です」と語っていた。このことに触れると、沢村は「確かに目指すべきところは、ここなのかもしれない」と吐露する。そして「僕から見ると、この現場は『アベンジャーズ』なんですよ」と激白。「田中圭くん、吉田鋼太郎さん、林遣都くんがいて、レギュラー陣のみんながいて。アベンジャーズが集まったような、奇跡的な現場」と続けると、志尊も「本当にそう思います。スタッフさんも含めて、みんなベクトルが同じ方向ですし、その熱量の大きさや、一丸となる団結力には特別なものがあります」と同調。

沢村は「鋼太郎さんの存在も大きいんだよね。鋼太郎さんがいるから、圭くんが自由にやれる」、志尊も「絶対にそれはあると思います。そして圭くんがいるから、遣都くんが好きなようにやることができる」、再び沢村が「その上で鋼太郎さんがやんちゃをすると、今度は遣都くんが抑える(笑)。見事な“さんすくみ”ができている」と恋の三角関係を体現する強力タッグに感心しきり。

劇場版の見どころのひとつであるサウナシーンは、彼らのやり取りに驚いたとも。沢村は「黒澤部長と牧がお互いに感情をぶつけ合うところなんて、鳥肌が立ちました。『喧嘩するな、やめろ!』というくらいの迫力があった。事前に段取りをやっても、それをぶち破ろうとするのが遣都くん。鋼太郎さんはそういうのはお手の物だから、『やるのか!』ってぶつかり合いになっていく。めちゃくちゃおもしろかったですね」。志尊も「サウナシーンは、セットが揺れるくらいの迫力がありましたね。僕はどう振る舞っていいのか考えた結果、みんなの胸筋を触っていました(笑)」と明かし、2人で大爆笑だ。

【写真を見る】春田と牧が浴衣デート!無邪気な笑顔がかわいい
【写真を見る】春田と牧が浴衣デート!無邪気な笑顔がかわいい[c]2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会

並々ならぬ熱気あふれる現場に飛び込み、「本シリーズの人気の秘密を実感した」という沢村と志尊。沢村は「アベンジャーズが暴れまわっているのを、みなさんも見ていて楽しかったんだと思います。そして物語のコアには“純愛”があって、なにがあっても誰かが誰かを“許す”ということがしっかりと描かれている」と本シリーズの魅力を熱弁。志尊も「まさに魅力は、ラブだと思います。『おっさんずラブ』を “純愛”として楽しんでいただいているんだと思います。どのキャラクターを見ても、嫌な人が一人もいないというのがすごくいいですよね。大きな愛が描かれています」と目を輝かせていた。

「牧の魅力は、目」(沢村)、「春田さんの魅力は、懐の深さ」(志尊)

笑顔でインタビューに応えた沢村一樹、志尊淳
笑顔でインタビューに応えた沢村一樹、志尊淳

劇中で沢村と志尊は、永遠の愛を誓い合った春田&牧のカップルに“ラブ”を送る役割を担った。牧にある感情を向ける狸穴役の沢村にとって、彼の魅力とは?「牧の魅力は、目です。セリフがいらないくらい、目でいろいろなことを語りかけてくる。牧の背後に“はるたん”がいる時などは、目は前を向いていても、気持ちが完全に後ろに行っている目になっている。遣都くんは目で表現のできる役者で、遣都くんが演じたからこそ、牧の深い魅力が出たんだと思います」。

春田がかわいがることになる後輩、ジャスティス役の志尊は「おそらく、ファンの皆さんは春田さんに母性をくすぐられている部分が大きいと思うんですが、ジャスティスから見ると、春田さんの魅力は懐の深さ」とコメント。「なんでも受け入れてくれるし、包み込んでくれて、一緒にいてすごく楽しい。それは僕が圭くんに対して感じている思いとすごくリンクしていることでもあって。やっぱり、春田さんの親しみやすさや温かさも、圭くんが演じたからこそのキャラクターになっていると思います」と愛を語っていた。

おなじみメンバーが勢ぞろいするとあって期待が高まるが、沢村は「眞島(秀和)くん演じる武川役も好きなんですよ。ポイントポイントで、すごくいいアドバイスをしますしね。劇場版のクライマックスでの眞島くんの表情、すごくいいんです」、志尊は「それぞれが本当に魅力的ですよね。すごくインパクトがあったのは、伊藤修子さんが演じる“まいまい”!どんなセリフを言ってもおもしろい。“まいまい”がジャスティスを追いかけてくるシーンがあるんですが、そこもすごくおもしろいシーンになっています」とにっこり。沢村と志尊が扮した新キャラクターと、おなじみメンバーの化学反応も見応えたっぷり。劇場で最高のラブを堪能してほしい。

取材・文/成田 おり枝

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