佐藤浩市&渡辺謙『Fukushima 50』緊迫感あふれる特報到着!吉岡里帆ら37名の追加キャストも

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佐藤浩市&渡辺謙『Fukushima 50』緊迫感あふれる特報到着!吉岡里帆ら37名の追加キャストも

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故の関係者90人以上への取材をもとに綴られた門田隆将の「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を原作に製作された『Fukushima 50』が2020年3月に公開される。これまで、主演の佐藤浩市、共演の渡辺謙、および吉岡秀隆や安田成美の出演が発表されていたが、このたび吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎ら総勢37名の追加キャストが発表され、あわせて特報映像とポスターが到着した。

本作は、マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大の地震となった東日本大震災時に世界のメディアが“Fukushima 50(フクシマフィフティ)”と呼んだ福島第一原子力発電所事故で死を覚悟して原発内に残った地元福島出身の作業員たちの姿を描く物語。

福島第一原発(通称:イチエフ)1・2号機当直長の伊崎利夫役を演じた佐藤浩市や、福島第一原発所長の吉田昌郎役を演じた渡辺謙、5・6号機当直副長の前田拓実役を務めた吉岡秀隆、緊急時対策室総務班の浅野真理役を演じた安田成美が発表されていたが、このたび総勢37名におよぶ実力派キャスト陣の出演が発表された。

まずは、吉田らがいる緊急時対策室(通称:緊対)で、大津波により失われた原子炉建屋の電源復旧のために尽力する発電班長の野尻庄一役に緒形直人。伊崎が指揮を執る中央制御室(通称:中操)に駆けつけ、現場最年長ながら危険な任務に就く管理グループ当直長の大森久夫役には火野正平。休日であったが地震発生直後にイチエフに駆けつける第2班当直長の平山茂役を平田満。加えて、地震発生後、外の見回りをしている最中に迫りくる大津波を目の当たりにする第2班当直副長の井川和夫役には萩原聖人。富岡町の避難所で連絡が途絶えた父である伊崎の身を案ずるひとり娘の伊崎遥香役には吉岡里帆。さらに会津若松で遥香の無事を祈る恋人の滝沢大役には斎藤工。遥香と共に避難所に身を寄せ、伊崎を心配しながらも、周りの人を励まして気丈にふるまう妻の伊崎智子役を富田靖子。そして、地震発生直後から官邸内の危機管理センターで陣頭指揮を執っていたが、突如自らイチエフへ向かう内閣総理大臣役には佐野史郎ら一流キャスト陣が集結した。

あわせて到着した特報映像では、福島原発に残り、戦い続けた50人の熱き思いを収めている。2011年3月11日2時46分に福島原子力発電所1・2号機サービス建屋2階の中央制御室(通称:中操)でかつてない大きな揺れを感じた佐藤演じる伊崎は、大きく揺れる机にしがみつきながら作業員に大声で指示をだす。一方、緊急時対策室にいる渡辺扮する吉田は、中操につながった電話から衝撃の報告を受け絶句。そして高さ10mを超える想定外の大津波がイチエフを飲み込み、1号機の水素爆発を起こすことに。「東日本は壊滅…」と最悪の事態を想定する吉田と、「最後になんとかしなきゃいけないのは、現場にいる俺たちだ!」と部下を鼓舞する伊崎の緊迫感あふれる姿を映しだす。福島原発のなかに残り、戦い続けた50人の決死の覚悟と現場に流れる緊張感を焼きつけ、日本中が経験した東日本大震災のさなか、福島原発内で起きていた“もうひとつの現実”を圧倒的なスケールで描きだす映像となっている。

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