『ゴジラ』がゆるカワな人形劇に大変身!「ゴジばん」を知っているか?
記念すべきシリーズ第1作目『ゴジラ』(54)から65周年を迎え、ハリウッド版の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(19)も公開されるなど、今年なにかとアツい『ゴジラ』シリーズ。そんな中、大迫力の怪獣たちがめちゃくちゃキュートになった「ゴジばん」が、密かに話題を集めているのをご存知だろうか?
「ゴジばん」は、東宝とAlphaBoatによるYouTubeおよびSNSを活用したオーディションプロジェクト「GEMSTONEクリエイターズオーディション」から生まれた作品。『ゴジラ』をテーマにした1000を超える作品の中から選ばれた、人形劇団「アトリエこがねむし」による人形劇だ。
『ゴジラ』としては14年ぶりとなる人形劇で、ゴジラくん、リトル、ミニラのゴジラ三兄弟をはじめ、ヘドじいなど怪獣たちをかわいらしくデフォルメしたルックスには、メロメロになってしまうこと間違いなし。内容もゴジラ三兄弟がかっこよくて立派な怪獣になるために特訓をするという、ほんわかとして癒されるものとなっている。
しかしそんな子供向けの内容にとどまらないのが「ゴジばん」の魅力。ヘドラのヘドじいとヘドちが禅問答のようなやりとりをする、どこか奥深さを感じさせるコーナーや、恋人に振られた女性の前に“鎌田くん”ゴジラが現れるという実写ドラマと融合したシュールな話まで、キュートな見た目に反し前衛的で攻めたエピソードも。思わずクスリと笑ってしまう大人も楽しめる作品となっているのだ。
この「ゴジばん」は、YouTubeの東宝特撮チャンネルで毎週金曜17時に更新されており、誰でも気軽に楽しめるのもうれしいポイント。まだ未見の人は、このなんともクセになる世界に、ぜひ足を踏み入れてみてほしい。
文/トライワークス
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