『天気の子』インドプレミアに新海誠監督が登壇&大熱狂!きっかけはインドの男子高校生の署名活動 - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『天気の子』インドプレミアに新海誠監督が登壇&大熱狂!きっかけはインドの男子高校生の署名活動

イベント

『天気の子』インドプレミアに新海誠監督が登壇&大熱狂!きっかけはインドの男子高校生の署名活動


●新海誠監督

「インドの観客の熱量に、本当に驚きました。国民性のようなものかもしれませんが、インドの観客は、全力で『自分はとにかく楽しむんだ!』という非常に前のめりの姿勢で映画を観ているのが印象的でした。あんなふうに映画を観ながら笑って泣いて、僕の名前を呼び大歓迎をしてくれて、一緒に鑑賞していて逆に感動をもらいました。映画を作っていて良かったと思わせてもらえるような瞬間を、インドでいただけたような気がします。日本のアニメーション映画がインドで劇場公開されることはほとんどないことですが、今回それが1人の若者の署名から実現しました。これをきっかけに、アニメ―ション映画の形が少し変わるかもしれないし、日本の映画産業の形が少し変わるかもしれない。パンチョーリ君の熱意と行動力がまさに『世界の形を変えてしまう』ようで、心から凄いことだと思います」

●Divishth Pancholi()

「『君の名は。』を観て僕の人生は変わりました。もっと沢山の人に新海監督の作品を観て欲しくて、署名活動を始めました。新海監督が描く物語は、インド人にも馴染みやすく、世界の若者が誰でも共感できるのが魅力だと思います。それと、美しい東京の街並み。ボリウッド映画にも撮影の舞台を巡るツアーがよくあるのですが、僕もいつか東京へ行って新海作品で何度も見ている場所を巡ってみたいです。インドでは、今後ますますアニメーション映画に人気が集まると思います。もっとインド人にアニメーション映画を好きなってもらい、ボリウッド映画やハリウッド映画と同じように、アニメーション映画をインド人が楽しめることを期待しています」

●バベル氏(インド配給VkaaoCEO)

「『天気の子』で描かれている壮大なラブストーリーは、インドでも特に10~20代の若者に共感を得て、人気が出ると思っています。配給が決まった一番の決め手はもちろん署名活動。署名の数が募り、新海監督の過去作をリサーチしたところ、これは署名をした人たちだけではなく、きっとその先のインドの観客たちにも絶対届くはずだと確信を持ち、配給を決めました。『天気の子』は、インドと日本の配給がタッグを組み初めて公開を迎えるアニメーション映画なので、思い入れもありとても期待しています」

文/富塚 沙羅

作品情報へ

関連作品

  • 天気の子

    4.0
    5385
    家出少年と不思議な能力を持つ少女の恋の物語を紡ぐ、新海誠監督によるアニメーション
    Amazon Prime Video U-NEXT Hulu
  • 君の名は。

    4.3
    2935
    新海誠監督、遠く離れた場所で暮らす高校生の男女の出会いを描く青春アニメ
    Amazon Prime Video U-NEXT Hulu