緑の髪と高笑い、真っ赤な唇…それぞれに異彩を放った歴代“ジョーカー俳優”たち<写真11点>
ある普通の男が悪の先導者に変貌していく悲劇を描く、実力派俳優ホアキン・フェニックスの主演作『ジョーカー』(公開中)。緑の髪と高笑いがトレードマークのジョーカーは、バットマンの宿敵でありながら、最も魅力的なヴィラン(悪役)として知られてきた。今回は、超個性的な俳優たちで彩られた“歴代のジョーカー俳優”たちをプレイバックしてみたい!
【Mr.ジョーカー】ジャック・ニコルソン
ティム・バートン版のシリーズ第1作『バットマン』(89)で、敵役として登場。当時すでに“怪優”として名高かったニコルソンがその実力をいかんなく発揮し、猟奇的なジョーカーをコミカルに演じ切った。そのインパクトで、アメコミファンのみならず、一般層にまでジョーカーの魅力を知らしめた功労者だ。
【カリスマ的ジョーカー】ヒース・レジャー
一方、『ダークナイト』(08)で、シリアスなジョーカーに憑依したレジャーは、徹底した役作りで見る者を圧倒。ドロドロに崩れたメイクや引き裂かれた唇など、ジョーカーを単なる道化としてではなくリアルな人物像に昇華した。映画公開直前にレジャーは他界してしまったが、本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞。故人のオスカー受賞俳優は史上2人目という快挙となった。
【ヴィジュアル系ジョーカー】ジャレッド・レト
16年に公開された『スーサイド・スクワッド』で、趣味の悪い銀歯、眉毛無し、全身入れ墨だらけのパンク風ジョーカーを体現したレト。「僕はジョーカーが大好き。演じていて、最高に楽しいキャラクター」とコメントするほどのめり込んだよう。ただ、ジョーカーの恋人ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーの方が大ブレイク。熱狂的なファンからは「レトの出演シーンをもっと増やしてほしい」と抗議の声も上がるなど、ちょっとした物議に…。
【孤独な隣人型ジョーカー】ホアキン・フェニックス
そして、本作『ジョーカー』でフェニックスが演じるのは、大道芸人のピエロとして、日銭を稼ぐ普通の男アーサー。病気の母と2人暮らしの彼は、いつかはコメディアンになるという夢を胸に、健気に毎日を過ごしている。街の悪ガキや同業者から嫌がらせを受けたり、市政の対応の悪さに苛立ちを覚え、鬱屈とした気持ちを募らせることも。ふとしたきっかけから彼の人生の歯車が狂っていく…。悲痛な“笑い声”を上げ、狂気をまとう、鳥肌モノのフェニックスの演技は必見だ!
その他、『スター・ウォーズ』シリーズのルーク役で知られるマーク・ハミルも、アニメ版やTVゲームで長きにわたってジョーカーの声優を務めており、本国では“声”のジョーカーとして不動の地位を得ている。改めて歴代のジョーカー俳優を振り返ってみると、“クセが強すぎる”俳優ばかり。本作の公開を機に、各作品を観返してみるのもおもしろいぞ!
文/トライワークス
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