ロビン・フッドにエルトン・ジョン!いま一番“キテる男”タロン・エガートンの魅力<写真15点>
これまでに何度も映像化されてきた「ロビン・フッド」の伝説を、新たな解釈で描く『フッド:ザ・ビギニング』(公開中)。主演のタロン・エガートンといえば、『キングスマン』シリーズや、こちらも公開中の『ロケットマン』での活躍も記憶に新しい実力派だ。いま最も旬な俳優と言える、彼のこれまでの出演作スポットを当ててみたい。
『キングスマン』シリーズで世界的スターのポジションを確立!
タロンの人気を世界的に確立した作品と言えば、名優コリン・ファースと共演した『キングスマン』(14)だろう。これまでのスパイ映画の常識を覆す過激なアクション満載で、タロンは世界最強のスパイ機関のエージェントを目指す若者・エグジー役を務め、華麗な立ち回りはもちろん、未熟さの残る彼の成長を爽やかに体現した。引き続きタロンは続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)にも出演し、シリーズの前日譚『キングスマン:ファースト・エージェント』(20年2月公開予定)に続く、『キングスマン3(仮題)』(公開日未定)での卒業を示唆している。
ゴリラを演じた『SING』では、美声も披露!
動物だけが暮らす世界で、客足が遠のき閉鎖寸前となった劇場を舞台に、かつての栄光を取り戻すべく世界最高の歌唱コンテストを開く物語『SING/シング』(16)。アニメーションである本作でタロンは声優に挑戦し、ギャングの世界から抜け出して歌手になろうと夢見るゴリラのジョニーを演じている。歌唱シーンでは、演劇学校時代に出演した歌唱コンテストで優勝したというタロンの歌声を聴くことができ、多くの人がその美声に魅せられた。
エルトン・ジョンを演じ切った『ロケットマン』
グラミー賞を5度受賞するなど、伝説的ミュージシャンとして知られるエルトン・ジョンの半生を描いた『ロケットマン』。『SING/シング』ではエルトンの曲を歌い、『キングスマン:ゴールデン・サークル』ではエルトン自身と共演するなど、彼とはなにかと縁の深いタロンが、一気にスターダムに上り詰めた大スターの栄光と苦悩を見事に演じ切った。数々のヒット曲にのせて物語が進行していく中、タロンがすべての歌とピアノ演奏を吹替なしでパフォーマンスしたことが大きな話題に。特にエルトンの代表曲「ユア・ソング」が誕生する瞬間は、胸に迫るものがある。
体を張った弓アクションも話題の最新作『フッド:ザ・ビギニング』
イングランドの若き領主ロビン・ロクスリーが、頭巾(フッド)で顔を隠し、民衆の代弁者“フッド”として腐敗した政府に反旗を翻す『フッド:ザ・ビギニング』。本作でのタロンは、弓の早撃ちなど体を張ったアクションシーンで魅了するが、ロビンを鍛え上げるジョン役のジェイミー・フォックスとのやり取りも見どころの一つとなる。伝説的なヒーローも若さゆえに未熟な面があったところを繊細に表現するなど、様々な役どころで新境地を拓いていくタロンから、ますます目が離せない!
文/咲田真菜
Blu-ray 発売中
価格:1,800円+税
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■『SING/シング』
Blu-ray 発売中
価格:1,886 円+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント