『IT/イット』監督&プロデューサーが初来日!スティーヴン・キングとの交流エピソードが明らかに
ホラー映画史上歴代ナンバーワンとなる全世界興収7億ドル超えの大ヒットを記録した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(17)の完結編となる『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が11月1日(金)、ついに日本上陸。それに先駆けて25日、今月オープンしたばかりの丸の内ピカデリー ドルビーシネマにて公開直前ファンミーティングイベントが開催。アンディ・ムスキエティ監督と、監督の姉でプロデューサーのバルバラ・ムスキエティが登壇した。
会場にはペニーワイズのコスプレをしたファンや、ジョージーをイメージした黄色いレインコートを着たファンが多数集結し、その姿を見たムスキエティ姉弟は大興奮。初来日となったアンディは「1作目は日本で大ヒットしたので感謝しているし、今作も応援してくれてありがとう!」と感謝を述べると、バルバラも「この映画を5年かけて作り、ここが最後のプレミアの地です」と感無量の表情を浮かべた。
ホラー小説界の大家として知られるスティーヴン・キングの小説を原作にした本作。アンディは「1作目が終わって、彼が作品を気に入ってくれたと聞いてコンタクトを取り、そこから友達になったんだ」と明かし、「2作目に関わってほしいと思って頼んだら、原作者としてではなく1人のファンとして、映画化されたらここが観たいというリストをくれたんだ」と、興味深い交流エピソードを語る。
そして、なぜこの時代にこの作品を作ったのかと訊かれると「初めて原作を読んだのは14歳で27年前のこと」と、キングの小説に多大なる影響を受けたことを明かすアンディ。「いまのこの瞬間、僕たちには恐怖の文化があって、政治や政府、リーダーたちが恐怖を使って僕たちを分断させようとしている。僕が伝えたいのは、努力をして戦い、リーダーたちが垂れ流している嘘に耳を傾けてはいけないということ。人間は団結するときに力を発揮するし、恐怖に立ち向かうことが大切なんだ」と、本作に込められた想いを熱弁した。
その後観客からの質問に答えるコーナーで、ハロウィンに向けてペニーワイズのコスプレをする際のアドバイスを求められ「目の焦点をずらす才能があれば良いし、唇の形が真似できたら良い。頭が大きくて、禿げているとさらに良いね!」と茶目っ気たっぷりに答えたアンディ。さらにペニーワイズ流のダンスのステップを習得することを勧め、自らノリノリでダンスを披露。会場を大いに盛り上げた。
丸の内ピカデリー ドルビーシネマでは公開前日の10月31日(木)に<ハロウィン記念公開前夜祭イベント上映>が開催されることが決定。最先端の映像技術と立体音響技術を駆使した究極の映画体験ができるシアターで、前作と最新作の2作品を一気見できるまたとない機会となっている。また当日はトークショーや豪華プレゼント抽選大会、コスプレでの来場者へのプレゼントなども予定されているので、是非とも足を運んでみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬