『ターミネーター』がV2達成!『すみっコぐらし』は公開館増の異例のヒットに
11月16・17日の週末動員ランキングは、先週初登場1位に輝いた『ターミネーター:ニュー・フェイト』が2週連続の首位を獲得。超大作の公開がなかったこともあり、トップ10は先週とほとんど同じ顔ぶれとなった。
『すみっコぐらし』が先週を遥かに上回る成績で大躍進!
V2達成の『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、土日2日間で動員20万5000人、興収3憶円をあげ、累計では早くも動員95万人、興収13億円を記録している。映画ファンはもちろんのこと、女性層や親子連れ、シリーズをリアルタイムで観ていない10代~20代の若年層までもが劇場に足を運んでおり、好調な数字につながっている。また過去作を見直してから再び劇場に足を運ぶリピーターや、字幕と吹替えの両方を楽しむといったコアなファンも多いようだ。
先週3位という好スタートを切った『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』は、土日2日間で動員14万8000人、興収1億8300万円をあげ2位にランクアップ。思いがけぬストーリーに子どもだけでなく大人も楽しめる作品として口コミから人気を集めている本作だが、先週に比べ、動員比で43%、興収比で52%もアップする大躍進を遂げている。
13日に新宿ピカデリーで男性限定上映「ぼくらもすみっコ応援団!上映会」が開催されると、お気に入りのキャラクターのぬいぐるみを連れた男性ファンで満席に。さらに22日には、同劇場で「“すみっコたち、かわいい”って言い放題 応援上映会」が開催予定。こちらは5分でチケットが完売したというから驚きだ。この反響により新たな公開館も出てきているようで、来週以降の数字にも期待ができる。
『エンド・オブ・ステイツ』が、唯一初登場でトップ10入り
ジェラルド・バトラーが大統領の警護を担当する最強のシークレットサービスを演じる人気シリーズ最新作『エンド・オブ・ステイツ』は公開初日からの3日間で動員4万人、興収5000万円を記録し、初登場8位でスタート。SNS上には「今作も火薬量多めの景気のいいアクションが見られて楽しい」「主人公バニングの相変わらずの強さが炸裂していて最高」など、『エンド・オブ』シリーズらしさに好評の声が多く集まっていた。
またThe H Collective社が製作する作品を日本で配給するRakuten Distribution株式会社による配給第1作『ブライトバーン/恐怖の拡散者』は、11位スタートとなり、惜しくもトップ10入りを逃した。
既存の作品では3位に、土日2日間で動員13万5000人、興収1億8800万円をあげた『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』がランクイン。累計ではまもなく動員92万人、興収13億円に届く好調をキープしている。4位の『ジョーカー』は、累計で動員317万人、興収46億円を突破。世界興収ではR指定作品として初めての10億ドル突破という、話題作にふさわしい快挙を達成した。
今週末には、2014年に日本で大旋風を巻き起こした人気作の続編『アナと雪の女王2』が公開。どのようなスタートを切るのかにも注目だ。
文/トライワークス
1位 ターミネーター:ニュー・フェイト
2位 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
3位 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
4位 ジョーカー
5位 マチネの終わりに
6位 冴えない彼女の育てかた Fine
7位 マレフィセント2
8位 エンド・オブ・ステイツ
9位 ひとよ
10位 Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆
※興行通信社調べ