アメコミ映画ブーム、配信系、応援上映など…2010年代は映画にとって革新的だった!
上映テクノロジーが劇的にパワーアップ!
また、この10年で大きな進化を遂げたのが上映スタイルの多様化だろう。『アバター』のヒットにより10年代初頭の3Dブームが巻き起こったが、いまとなっては座席の振動や、風や水、香りといった特殊効果が楽しめる4D(体感)が当たり前という時代に。2013年の『アイアンマン3』で日本で初めて4DXが上映されると、2015年には4DXより多い演出が楽しめるMX4Dも上陸。さらに今年は、4DXに3面マルチプロジェクション上映システムScreenX (2017年に上陸)を組み合わせた4DX with ScreenXが日本に導入されるなど、凄まじい勢いで進化を見せている。
さらに、2009年に日本に登場した“臨場感あふれる映像体験”が味わえる映写システムのIMAXデジタルシアターもすっかり定着し、10年代には4Kレーザー投影システムと12chサウンドシステムを用いたIMAXレーザーや、高さ約18m×横幅約26mの巨大スクリーンに4Kツインレーザープロジェクターの映像が映し出されるIMAXレーザー/GTテクノロジーも人気となった。
これらのほかにも、2019年10月から丸の内ピカデリーが、都内初の高画質・高音質を追求したドルビーシアター専用劇場として再オープンするなど、新設備のシアターが続々と登場。観るだけでなく、映画を体感するものとして、映画館にアトラクション的要素やリアルな臨場感を与えてくれるこれらの技術。20年代はどんなテクノロジーが誕生するのか?期待がふくらむばかりだ。
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発声OKの鑑賞スタイルもブームに!
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