高橋一生、“結婚相手”に蒼井優を薦められていた!?渡辺えりが「残念でしたね」
高橋一生と蒼井優が夫婦役として共演を果たした『ロマンスドール』(公開中)の初日舞台挨拶が1月24日に新宿バルト9で開催され、高橋、蒼井をはじめ、渡辺えり、きたろう、タナダユキ監督が登壇。撮影現場では、渡辺が、高橋の結婚相手として蒼井を猛プッシュしたことを告白。「結婚しちゃったから、残念でしたね」と声をかけると、高橋が「本当にすごいすすめられた」と苦笑いを見せた。
タナダユキ初のオリジナル小説をタナダ監督自らのメガホンで映画化した本作。美人で気立てのいい園子(園子)に一目惚れして結婚するが、自分がラブドール職人であることを隠している哲雄(高橋)。次第にすれ違っていく夫婦の嘘や秘密を描く。
蒼井と高橋の映画共演は、『リリィ・シュシュのすべて』以来、約19年ぶりのこと。高橋は「蒼井さんとご一緒できるのが楽しみだった」と語り、「結婚式が終わった日、新婚の初日に(夫婦で)『よろしくお願いします』というシーンがある。それは役者冥利に尽きる。擬似体験できて、とっても幸せな気分になった」と蒼井との夫婦役を堪能した様子。蒼井は「ああいうシーンってありがたいですよね。温かい気持ちになる」と笑顔を見せつつ、「一生さんが(芝居で)完璧な計算をしてくださるので、私は一生さんから発せられるものを受け取って、お返しするだけでよかった」と高橋に感謝していた。
渡辺は「現場では『一生くんが結婚したくてしょうがない』と言っていた。蒼井優ちゃんが独身だから、アタックすればと。『そんなの意識するから嫌だ』とか言っていた」と撮影現場の裏話を暴露した。「(蒼井が)結婚しちゃったから、残念でしたね」となぐさめると、きたろうが「その話はするなと言っただろう」と注意して、会場も大爆笑。
高橋は「僕だけ槍玉にあげられて、すごい大損。そんなに『結婚したい』なんて言いました?本当?」と苦笑いで、「2人は、本当に蒼井さんのことをすごいすすめてくる。『いいじゃない?』『いま言った方がいいんじゃない?』とか。うるさいなあと思って。放っておいてくれよと思って」とこぼし、蒼井も「私も打ち上げで、きたろうさんに『一生くん、ひとりだよ』と言われた!」と続けるなど、キャスト陣のにぎやかなやり取りに観客も笑いっぱなしだった。
取材・文/成田 おり枝