【カンヌ国際映画祭】結果発表!パルム・ドールに輝いたのは『ツリー・オブ・ライフ』
現地5月22日19時、第64回カンヌ国際映画祭の授賞式が行われ、受賞作が決定した。メラニー・ロランの司会で呼び込まれた審査委員長ロバート・デニーロへの長いスタンディング・オベーションに続き、セレモニーが始まる。デニーロはたどたどしいフランス語で挨拶、コンパニオンと言おうとしてシャンピニオンと言い間違えるなど、笑いを誘った。
かなり意外な選択で、公には認めていないが、ラース・フォン・トリアーの舌禍事件が受賞結果に影響しているのではないかという疑問が付きまとう結果となった。【シネマアナリスト/まつかわゆま】
今年の受賞結果は次の通り。
◆パルム・ドール
『ツリー・オブ・ライフ』テレンス・マリック監督(日本8月12日公開)
◆グランプリ
『Once Upon A Time In Anatolia』ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督
『少年と自転車』ジャン=ピエール&リュック・タルデンヌ監督(日本2012年公開予定)
◆監督賞
『Drive』ニコラス・ウィンディング・レフン監督
◆審査員賞
『Police』マイウェン監督
◆男優賞
ジャン・デュジャルダン『The Artist』
◆女優賞
キルスティン・ダンスト『Melancholia』(日本2011年内公開)
◆脚本賞
ヨセフ・シダー『Footnote』
◆短編パルム・ドール
『Cross Country』マリヤナ・ヴロダ監督
◆短編審査員賞
『Swimsuit 46』ワンネス・デストープ監督
◆新人監督賞カメラ・ドール
『La Acacias』パブロ・ジオルジェリ監督
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