フランク・オーシャンの楽曲が物語に息吹を与える…『WAVES/ウェイブス』日本版予告が解禁!
『ムーンライト』(16)や『レディ・バード』(17)など、話題作を続々と手掛ける映画制作会社A24が贈る最新作『WAVES/ウェイブス』が4月10日(金)より公開。このたび、日本版予告編とビジュアルが解禁となった。
厳格な父親との間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち何不自由のない生活を送っていた高校生のタイラー。しかし徐々に人生の歯車が狂い始め、ある夜タイラーと家族の運命を変える悲劇が起こる…。『イット・カムズ・アット・ナイト』(18)のトレイ・エドワード・シュルツが脚本と監督を務め、シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作したという本作。すべての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用されており、フランク・オーシャンやケンドリック・ラマー、カニエ・ウェスト、レディオヘッドなど超豪華アーティストによる31曲が、傷ついた若者たちが再び愛を信じて生きる希望の物語をエモーショナルに彩る。
このたび解禁された日本版予告編では、幸せな家族がある夜を境にバラバラになっていく様子が映しだされていく。そして傷ついた少女が優しさと愛情に触れることで前を向き、新たな一歩を踏み出すまでの姿が描かれ、さらにカリスマ的人気を誇るアーティスト、フランク・オーシャンの「Godspeed」が物語に息吹を与える。
またあわせて解禁されたビジュアルには、主人公の一人であるタイラーとその彼女が海で抱き合うショットが写し出され、「愛が、再び押し寄せる。」というコピーが、“人生には絶え間なく押し寄せる喜びと悲しみがあるが、どんなに深い傷もいつか希望という波が洗い流してくれる”という、本作のタイトル『WAVES/ウェイブス』に込められたメッセージへと繋がる。
さらに、本作のムビチケカードが2月7日より発売中。前売り特典は、ビビッドなカラーが映画の世界観を表現したオリジナルステッカーとなり、スマホの背面に貼るのにピッタリなサイズに。
トロント国際映画祭では、同映画祭始まって以来の最長のスタンディングオベーションを浴び一躍話題となった本作。スクリーンいっぱいに躍動するサウンドと、映画の持つ無限の可能性を感じさせるシュルツ監督渾身の最新作にさらなる注目が集まる。
文/富塚 沙羅