総勢40人超の声優が大集合!「プリキュア」劇場版最新作、アフレコ収録レポート
「HUGっと!プリキュア」「スター☆トゥインクルプリキュア」「ヒーリングっど・プリキュア」の3世代のプリキュアが大集結する『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』(3月20日公開)のアフレコ収録が1月25日、26日に行われ、総勢40人をこえる声優キャストたちが大集合した。
2018年にシリーズ15周年を迎え、女児を中心に高い人気を集める「プリキュア」シリーズ。今年2月からスタートした「ヒーリングっど・プリキュア」では、パートナーの“ヒーリングアニマル”とともに地球をお手当てする“癒やしのプリキュア”が登場。そして春の劇場版となる本作では、3世代のプリキュアたちが勢ぞろいしスクリーンで大活躍を見せる。
この日のアフレコ収録では、新シリーズの「ヒープリ」チームとプリキュア作品初参加となる深澤監督が新しい風を吹き込み、スタジオはテレビシリーズとは一味違った新鮮な雰囲気に。「ヒープリ」チームの悠木碧(花寺のどか/キュアグレース)、依田菜津(沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌ)、河野ひより(平光ひなた/キュアスパークル)の3人がプリキュア声優キャストの先輩たちを前に少し緊張気味な様子を見せるなか、久しぶりにプリキュア作品に戻ってきた「HUGプリ」の声優キャストたちは声を揃えて仲良く練習をする姿も。シリーズ最終回の収録を終えたばかりの「スタプリ」の声優キャストたちも、いつも通り成瀬瑛美(星奈ひかる/キュアスター)の指揮者のような動作のもと、変身時の声を合わせていく。
また収録には、映画オリジナルキャラクターで本作の重要な鍵を握る“ミラクルン”役を務める現在9歳の稲垣来泉も駆けつけ、ミラクルンライトを振りながら収録を応援!今年の目標に”声優”を上げていた稲垣は、先輩声優たちの勇姿に釘づけに。さらに「ヒープリ」チームの初変身のタイミングでは、「変身するよ!」と外のモニター前に「スタプリ」と「はぐプリ」の声優キャストたちが大慌てで集結。変身している最中も変身後も大盛り上がりしていた。
さらに本作のゲスト声優で敵キャラとなる“昨日をつかさどる精霊・リフレイン”役を演じる平田広明も加わり、平田ならではの独特な演技に皆が一瞬にして魅き込まれていく。いっぽう平田をミラクルンライトで応援していた稲垣には「俺は敵だから、俺を応援するんじゃないよ(笑)」と目じりを下げながら突っ込みを入れる一幕も。
またアフレコ収録2日目は「スタプリ」最終回の放送直後にスタートということで、「ヒープリ」、「はぐプリ」のプリキュア声優キャストたちが「スタプリ」の面々を拍手でお出迎えし労う一幕も。そして2日間の収録を無事に走りきり、アフレコブースではプリキュア声優キャストのみが集まり各世代同士で語り合う姿が。
その後のスピーチでは、「はぐプリ」の引坂が「アフレコ収録をしながら、自分たちがテレビシリーズの収録をしていた時のことを振り返りました。本当にアツイ現場なんです。前回の春映画から約1年が経って、このプリキュアの現場に帰ってきて改めて、自分たちがプリキュアに携わったことの重みを感じています。本当に最高の時間でした」と思わず温かい涙が…。続いて「スタプリ」の成瀬は「初めて先輩になるということで、ちゃんと先輩らしくしなきゃとちょっとドキドキしていました。分け隔てなく仲良く、でもお互いに切磋琢磨しながら収録を終えられ、みなさんと楽しいひと時が送れて本当に幸せでした」と言葉を贈ると、その場にいた全員が温かい気持ちでいっぱいに。
最後には「ヒープリ」の悠木が「観るだけで夢と希望をエネルギーチャージできるなと思いながら、皆さんの演技を観させて頂いておりました」と先輩キャストからのバトンを受け取り「お子さんたちに夢を届けられるのは本当に素敵だなって思いました。皆さんにもらったパワーを、多くの子どもたちに届くように頑張って、世界中を優しい気持ちでいっぱいにしていけたらなって思います」と強く意気込んだ。
各世代のプリキュアチームがそれぞれのチームカラーで、大切な気持ちを胸にキャラクターたちに息を吹き込んだ本作。子どもたちへ伝えたい大切なメッセージが込められ、明日への夢と希望が詰まったワクワクの物語に期待したい。
文/富塚 沙羅