市原隼人が給食マニアの教師に!?コッペパンにミルメーク…懐かしのメニューも登場!<写真15点>
1980年代の中学校を舞台に、教師と生徒がどちらがおいしく給食を食べられるかという“給食バトル”を繰り広げ、話題となったテレビドラマ「おいしい給食」。さらにパワーアップしたバトルが展開する映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が、現在公開されている!
給食を愛しすぎるがゆえに、給食を愛さないものが許せない“給食絶対主義者”の教師・甘利田幸男(市原隼人)。同じく給食を愛し、オリジナルのアレンジを加えて給食を楽しむ生徒・神野ゴウ(佐藤大志)。2人はどちらがおいしく給食を食べられるかという“給食バトル”を日々繰り広げていた。ある時、「給食革命」を目指す神野は生徒会に立候補することを決意するが、学校から給食が無くなるという情報が…。
まず注目してほしいのは、給食を愛する教師の甘利田役を演じる市原の振り切った演技だ。ストイックな性格で、残虐非道な武士や日本のために戦う海上自衛隊員など、シリアスな役柄を演じるイメージの強い彼。しかし本作での市原は給食を前に小躍りしたり、神野の給食アレンジに衝撃を受けて机の上でピンと足を伸ばしたりと、初挑戦の「食ものコメディ」でクセのある教師を熱演している。
そんなクセの強い教師、甘利田が思わず小躍りしてしまう給食というのが、最近はあまり見かけなくなった鯨肉がメインの献立だ。劇中では鯨の竜田揚げにオーロラソースがかかっているが、全国に目を向けるとカツ煮や甘酢のかかったものもあったそう。このほかにも具沢山のけんちん汁やモチモチとした食感のソフト麺など、給食の人気メニュー上位に入る献立が多く登場している。また、すき焼き風煮やコッペパン、牛乳に溶かすだけで味を変えることができるミルメークなど世代を問わず愛されている給食の定番メニューも。
神野がテレビドラマで衝撃を与えたアレンジメニューには”アルコールランプを使ったチーズフォンデュ”や”理科と家庭科の授業で余った海鮮を使ったシーフード焼きそば”などがあったが、映画にはどんな給食アレンジが登場するのか?また、食の歴史やうんちくまで丁寧に語ってしまう甘利田の細かすぎる食レポも必見だ!観ているだけでワクワクする内容と、おいしそうな給食をぜひ劇場でチェックしてほしい。
文/トライワークス