爽やかなイメージが崩壊…!?『一度死んでみた』で“反抗期”な広瀬すずが暴言を吐きまくる!
映画やテレビドラマに引っ張りだこで、いまや日本を代表する女優となった広瀬すず。数えきれないほどの作品に出演しているが、ブレイクのきっかけとなった全国高校サッカー選手権の応援マネージャーや最近では朝ドラでのピュアなヒロインなど、デビュー以来、爽やかなイメージを貫いている。しかし、そんな彼女の“清純派”イメージがついに崩壊…!?
広瀬が新しい一面をのぞかせている作品は、3月20日(金)より公開となる『一度死んでみた』だ。監督はauの「三太郎」シリーズを手掛けるCMディレクター・浜崎慎治、脚本はソフトバンクの「白戸家」シリーズで知られ『ジャッジ!』(13)など映画も手掛けるCMプランナー/クリエイティブ・ディレクターの澤本嘉光、というCM界の売れっ子二人が手を組んだことでも話題の本作は、2日間だけ死ぬ薬を飲んで仮死状態になった製薬会社の社長の野畑(堤真一)がライバル会社の陰謀により、本当に火葬されそうになってしまう…という騒動を描いたコメディだ。
広瀬が演じるのは野畑の娘、七瀬で、野畑の秘書・松岡(吉沢亮)と共に何とか父を救おうと奮闘するというキャラクター。父のために奔走するとは、さぞかし良い娘…と思いきや、父のことをとにかく毛嫌いしている(こじらせ)反抗期真っ只中の女子大生だ。
メタルバンドでボーカルを担当していて、その出で立ちは毛先をピンクにブリーチしたヘアスタイルに鋲ジャンと、かなりのインパクト。ライブで「死んでくれー!」と父への不満をシャウトしたかと思えば、家でも「くーさーい!」と父に消臭スプレーを大量に振りかけたりと、父がいようがいまいがおかまいなしに、暴言を吐きまくっているのだ。
広瀬はそんなパンキッシュなキャラクターを、刺すような目線や歪ませた表情、荒々しい口調に激しい動きなど、体全体を使いコミカルに表現。父の似顔絵を貼り付けたサンドバッグを叩くシーンでは、「クソ親父!」とドスの効いた声を上げながら迫力満点に拳を叩き込むなど、これまでのイメージを払拭するハッチャけっぷりを見せている。
コメディ作品は初挑戦となった広瀬だが、必要とあらば白目までむく(!!)体当たりの熱演を見せており、 新境地となる生きいきとした姿には笑わされてしまうこと間違いなし!これを機にさらなる過激な役にも、ぜひ挑戦していってほしい。
文/トライワークス