『Fate/stay night』イリヤ役:門脇舞以が語る士郎の推しポイント!「杉山さんの叫び声が好き」
3月28日(土)より劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』の最終章、III.spring songが公開となり、2017年から続く3部作がいよいよ完結を迎える。本作で描かれるのは主人公・士郎とヒロイン・桜を巡る選択の結末、そして「聖杯戦争」の真実が明らかにされる物語。今回は、「Fate」シリーズでイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを演じる門脇舞以にインタビュー!作品の魅力、通称・桜ルートと呼ばれる[Heaven's Feel] (以下、HF)でのイリヤの士郎に対する思いの変化や最終章の見どころを語ってもらった。
「家族のように意識してもいいという心境の変化は、イリヤにとって大きいもの」
ついにお披露目となる最終章。いまの率直な気持ちを聞いてみた。「ファンのみなさんと一緒の気持ちでずっと待ち望んでいました。本当に最後なのかなという寂しい思いと、どんなラストになるのか、完成した映像が観られることにワクワクする気持ちもあります。いろいろな区切り、節目をたくさん超えてきた作品ですが、いよいよ最終章だなと大きく実感しています。今回はセリフのボリュームもすごく多かったので、アフレコはただただ必死でした」
I.presage flower、II.lost butterflyに続く第3部のIII.spring song。それぞれで違う表情を見せてきたイリヤだが、本作では士郎から受ける影響が色濃く描かれているという。「第一章では、イリヤは士郎を殺す対象として見ています。それが第二章になるとこれまでの価値観や思いに変化が生まれていて。自分が失ったも、過去がまっさらになりかけた感じというか。(イリヤが召喚したサーヴァント)バーサーカーのことでも忙しくはあったのですが(笑)、彼女が全く予期していなかった展開になったと思います。それには士郎がイリヤの存在を知らず、想像をはるかに超えるお人好しだったことがすごく影響しています。家族のように意識してもいいという心境の変化は、イリヤにとって大きいものだったはずです」
「私、報われないキャラに弱いんです」
「Fate」シリーズが愛される理由をどう捉えているのだろうか。「キャラクター全てに人生があり、その一人ひとりに愛情を注いでくださっているのを感じます。どのキャラクターにも見せ場をきちんと用意してくれるので、誰が推しでも楽しめる、あらゆるファンに喜びを与えてくれる作品ですね。『Fate』シリーズには、(どのキャラクターも)安心して推せるという信頼感があります」
どのキャラも安心して推せる「Fate」シリーズで、門脇の推しは断然、士郎だという。「凡庸なコメントですが、やさしいところが大好きです。バーサーカー推しでもあります。イリヤとしてだけでなく私自身も結局、この2人を推しちゃいます。また、イリヤ役だから言えるのですが、ギルガメッシュ人気には嫉妬心が芽生えます。ギルガメッシュがかっこよく描かれる新規シーンなどには『いやいや、もう、これ以上はいいでしょう…!』って思っちゃうくらい…。私、心が狭いんです(笑)」
門脇が推す士郎は、第二章で“桜だけの正義の味方になる”と決意する。「桜のことも大好きです。『Fate』シリーズのヒロインはみんなかわいいのですが、凛やセイバーには信念があって、ヒーロー的強さも備わっていますよね。その中で桜は本当に大変な境遇に支配されていて、毎日がしんどい日々で。(間桐)臓硯さえいなければ家族と離れることもなく、普通に士郎と出会うこともできたはずで…。私、報われないキャラに弱いんです。だから、特に桜の想いに寄り添いたいと感じちゃいますね」
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