【ランキングで振り返る『ウォーキング・デッド』の10年 Vol.7】 この人が生きていてくれたら!ファンが選ぶ死んでほしくなかったキャラBEST10
『ウォーキング・デッド(TWD)』は本年で放送開始10年目に突入! そこでさまざまなオリジナル・ランキングでこれまでの『TWD』を振り返る。第7弾は『TWD』公式Twitterで募集した投票で、死んで欲しくなかったキャラのランキングを決定! 第1位はやっぱりあの人?
※以下ストーリーのネタバレがあります。
【第10位】タラ(シーズン4-9)
明るく陽気なタラは、まるで最初からグループにいたような馴染みぶりだが、実は総督がウッドベリー崩壊後に出会った家族の一員。総督による刑務所攻撃参加するが改心して、リックたちのグループの一員になった。以後は大活躍で、同性の恋人たちとの交際もさりげなく描かれている。今やマギーとジーザスのいなくなったヒルトップで、次にリーダーになるのは彼女かと思ったら、“囁く者”によるあの残虐な大量殺人の犠牲者のひとりに。もっと活躍すると思ってた!
<ファンのコメント>可愛くてずっと好きでした/ああいう死に方をするとは思わなかった/タラはその場の空気を明るくしてくれるから、もっと長生きして欲しかった/生命力が強そうなのに、あっさり死ぬなんて
【第9位】イーニッド(シーズン5-9)
イーニッドは、アレクサンドリアの住民。両親の死以来、人と親しくなるのを避けていた彼女に、カールが接近して交際するようになり、人々に心を開いていく。カールの死後、シーズン9では、ヘンリーが片思いしてたけど、元救世主のアルデンと交際中。ところがそこに“囁く者”たちが出現し、他の人々と共に殺害されることに。これまでの変化を見てきたキャラだけに、もっと先まで見たかった!
<ファンのコメント>殺され方が酷すぎる~/アルデンとの交際ぶりが見たかった/カールやマギーが親しかった人物だから、いなくなるのが悲しい/こういう世界だから、美少女キャラが必要!
【第8位】サシャ(シーズン3-7)
サシャは、勇気も知恵もありみんなに好かれる人物なのに、その最後は壮絶。恋人ボブと兄タイリースを失って精神的に不安定になり、それを乗り越えてエイブラハムと交際するが、彼もニーガンに殺されてしまう。そこでサーシャは、ニーガンへの復讐のため、自分の命を犠牲にする大胆な計画を実行する。そんなサシャには、もっと生きていて欲しかったと願うファンがいっぱいいる。
<ファンのコメント>優しい兄としっかり者の妹でした/覚悟のうえだとはいえ、最後が切なすぎる/恋人が死んだり、兄が死んだり、サシャはツライことがありすぎ。もっと生き延びて幸せになって欲しかった
【第7位】エイブラハム(シーズン4-7)
エイブラハムは元陸軍軍曹で、ユージーンの言葉を信じてワシントンを目指していた一行の一員。見かけによらず(?)モテモテで、ロジータと交際していたが別れて、サシャと交際。信念のためまっしぐらで快活な性格と体育会系の行動は『TWD』では希少価値が高い。その死は、ニーガンの愛用バット、ルシールによる撲殺。あまりに突然すぎて、否定したくなる!
<ファンのコメント>愉快で強い。いた頃はよく笑った/こういう世界だから、エイブラハムみたいな体育会系のキャラは、もっといてもいい/強面だけど、意外といいヤツだから、生き延びて欲しかった
【第6位】ハーシェル(シーズン2-4)
最初は頑固老人ぽかったけど、どんどん頼りになる存在になっていったのがハーシェル。マギーとベスのよき父親で、獣医とはいえ医学的な知識があるのも頼もしいところ。みんなの相談役としてもっと長生きして欲しかったと言う声は多数。最後のシーンが、娘たちの目の前で、総督に斬殺されるというのは、ショックが強すぎ。
<ファンのコメント>グループの良心、暴走しそうなリックのブレーキだったのに/頼りいなるやさしいおじいさん。こういう人がグループにいると安心/感情の起伏が激しいキャラが多いから、こういうキャラは貴重
【第5位】メルル(シーズン1、3)
暴力的で差別的発言も多い問題児メルルだが、幼い頃から父親に虐待されてきた兄弟だけに、弟ダリルとの兄弟愛は本物。メルルは、ウッドベリーの総督を裏切ってもダリルと共に行動しようとするし、ダリルも、リックがメルルをグループから追い出したときには、兄と共にグループを出る。そんなメルルの最後は、弟たちのために総督を倒そうとして殺されるという悲痛なもの。ウォーカーとなった彼にダリルが止めを刺す場面も切ない。
<ファンのコメント>メルル&ダリルを超える兄弟キャラは他に無いです/ダリルが兄メルルの思い出話をするのを聞くといつも、本当にメルルのことが好きだったんだなぁという気がする/改心したメルルとダリルがケンカしながら仲良く暮らす日々が見たかった
【第4位】ベス(シーズン2-5)
最初はこの世界への絶望から自殺未遂するような少女だったが、徐々に成長し、最後は自分の意思を貫くほど強くなったのがベス。その死の瞬間は強烈で、忘れられない。
病院に捕らえられた彼女は、人質交換で助けられるーーと思った途端に急展開。病院のリーダー、女性警官ドーンがベスの友人となったノアを引き渡せと要求し、ノアはそれに従おうとするが、ベスはノアを救うため隠し持ったナイフでドーンを刺す。しかし、刺されたドーンは条件反射的にベスを射ち、ダリルはその瞬間、ドーンの額を撃つ。この展開はショッキングだった!
<ファンのコメント>みんなを癒すような立ち位置の可憐な少女が、腐敗した世界で成長していき強くなっていく、そのコントラストが好きでした…/ベスは少しつづたくましくなっていたから、生き続けてほしかった/可愛い女の子は生きているべき
【第3位】ジーザス(シーズン6-9)
ジーザスは、マギーがヒルトップのリーダーになってからは彼女の右腕になり、シーズン9では、マギーが去ったヒルトップのリーダーに。そこでこれから活躍するのかと思った矢先に、ウォーカーに偽装した"囁く者"たちに遭遇して、あっけなく死去。彼の死を惜しむ声が多いのは、死が突然すぎたせいもあり? それとも、このシリーズでは希少価値の高いイケメンのせい?
<ファンのコメント>あんなにアッサリやられるとは思わなかった/全然そういう予兆がなかったので、え?ここで? という気がして、なんか納得できない/あっ…ああ…という声が出ました/アーロンの恋人が次々にいなくなるのが可愛そうすぎます
【第2位】カール(シーズン1-9)
カール役のチャンドラー・リッグスは1999年生まれで、シーズン1では10歳、最後の出演となったシーズン8では19歳。その成長ぶりをずっと見てきたファンには、彼の死はショック。見知らぬ人を救おうと行動したためにウォーカーに噛まれてしまうという状況は、カールのキャラクターによく似合うし、カールが死の前にリックに残した手紙にも胸を打たれるが、だからこそ彼の死は残念すぎる。
<ファンのコメント>優しさ、寛容さ、未来への生きる力もカールはでかい/小さい時から見てるので悲しすぎた/死んではいけなかった…/このシリーズでは人がよく死ぬけど、若い人が死ぬのを見るのはやっぱりキツイ/カールがどんな大人になるのか見届けたかった
【第1位】グレン(シーズン1-7)
やっぱり誰よりも死を惜しまれているキャラはこの人。勇気と行動力、誠実な人柄、マギーへの純愛、いろんな面でみんなに愛されていたのがグレン。なのに、シーズン7での死の状況は残酷すぎて、彼の死が納得できないファンは多数!
<ファンのコメント>受け入れるのに一番時間がかかった/あんな死なせかた絶対違うと思ってる/グレンは一生マイヒーローす!/彼の死のエピソードはトラウマ過ぎて、その後もニーガンがルシール持って出てくるたびに変な汗をかくようになった/今でも大好き/実は死んでませんでした、夢でした、っていう設定でまた出てきてほしい/子供を抱かせてあげてほしかった
投票結果は、人気キャラが上位にくる納得のランキング。ベスト10以外でも、シーズン3の刑務所内で暮らしていた囚人アクセル(「もう少し生きていたらグループにも貢献できたと思う」)や、シーズン1のグレンたちのグループの一員モラレス(「シーズン8で突然救世主側として再登場して、何かあるのかと思ったら秒殺されて、そりゃねぇだろと思った」)など、コアなファンからのマニアックな投票も続々。
他にも、エゼキエルのペットの虎シヴァ、シーズン5の病院でベスと親しくなったノア、嫌われ者系キャラのグレゴリーや総督にも投票があり、主要登場人物以外の死を惜しむファンがちゃんといるのが『TWD』らしいところ。小さな役にも個性があって、ファンはしっかりそこを見ているのだ。
文/平沢薫
DVD-BOX 1(1万500円+税)、Blu-ray BOX 1(1万2900円+税) 発売中
DVD-BOX 2(1万500円+税)、Blu-ray BOX 2(1万2900円+税) 発売中
発売・販売:KADOKAWA
『ウォーキング・デッド』公式サイト
https://twdu.jp/
『ウォーキング・デッド』公式Twitter
https://twitter.com/OFFICIAL_TWD