『名探偵コナン 緋色の弾丸』で集結!FBIにMI6、プロ棋士に女子高生探偵まで、エリートすぎる“赤井ファミリー”って?
1996年に放送開始したテレビアニメ「名探偵コナン」の劇場版第24弾となる『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、約1年の延期を経て公開中だ。過去にもコミックやアニメ、映画でたびたびコナンたちと共に事件を解決してきた赤井秀一をはじめとする、“赤井一家”が集結することでも話題を集めている今作。
シリーズに欠かせない、謎に包まれた一家について紹介したい。
今作の舞台は、世界的なスポーツの祭典「WSG ‐ワールド・スポーツ・ゲームス‐」の開催と、時速1000kmを誇る真空超電導リニアの開通を控える東京。大会の各スポンサーが集まるパーティーに招待されたコナンたちだったが、その会場で企業のトップが次々と拉致される事件が発生。その事件の裏には、赤井秀一らFBIの姿があった。
全員が特別な才能を持つ“赤井ファミリー”
“赤井一家”とコナンが初めて出会ったのは、コミックス92巻収録の「さざ波の魔法使い」。一家が集結するこのエピソードで、秀一とコナンは自動車の転落事件を解決している。そんな秀一は、父親が巻き込まれた事件の真相を探るためにアメリカへ留学し、FBI捜査官に。その後、“ライ”というコードネームで“黒の組織”への潜入捜査を開始する秀一は、来葉峠で車の爆破事故に巻き込まれ死亡したと思われていた。だが、それは巧妙なトリックででっち上げられた偽装死で、現在は“沖矢昴”という偽名を使って生活している。
次に紹介したいのは、イギリスの秘密諜報機関MI6に所属する秀一の母親メアリー。明晰な頭脳と高い身体能力を持つ彼女は、コナンと同じ薬を口にしたことで少女の姿になってしまう。コナンには、“領域外の妹”と名乗っている。
そんな母メアリーの旧姓である「世良」という苗字を使う娘の世良真純は、高校生探偵として活躍している。もともとメアリーとイギリスに住んでいた彼女は、ウィンブルドンのテレビ中継でコナンの姿を見て日本に住むことを決意。現在はメアリーとともにホテル暮らしを送りながら、毛利蘭と同じ高校に通っている。
一家の次男で秀一の弟である羽田秀吉は、優れた記憶力の持ち主で、中学生の時からプロ棋士に。高校卒業後に羽田家の養子となり、本格的に棋士の道を志した彼は、七冠を達成し“太閤名人”と呼ばれている。普段から秀一と連絡を取り合う秀吉は、警視庁交通部交通執行課の警部補である宮本由美と交際しており、類まれなる集中力を生かして名推理を披露することも。
過去に公開された『名探偵コナン 異次元の狙撃手』(14)や『名探偵コナン 純黒の悪夢』(16)にも出演している秀一は、シリーズ屈指の人気キャラクターだ。そんな彼ら家族が集結した時、いったいなにが起こるのか。さらに、赤井秀一を中心に、断片的に明かされてきた世良真純、羽田秀吉、メアリー、それぞれのパーソナリティや見どころにクローズアップし、その関係性を紐解いていく特別総集編『名探偵コナン 緋色の不在証明』が5 月11日(火)からHuluにて先行配信されるので、こちらも合わせて注目してほしい。
文/サンクレイオ翼