「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」はこのキャラクターがヤバイ! Part1
4月にシーズン4のDVDレンタルがスタートした『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド(FTWD)』。『ウォーキング・デッド』と同じ時期、別の場所での出来事を描くこのシリーズには、アブナいキャラが続々。これまで登場したヤバイ人物たちの中から、とくに目立ったキャラクターたちを振り返ってみよう。今回はシーズン3までを紹介!
【シーズン1】
舞台は、ゾンビたちが出現し始めたばかりのロサンゼルス近郊。ここで暮らす普通の一家の生活が、まったく別モノになってしまう。そしてそれまで“普通”に見えた人々が、実はヤバいヤツらだったことが明らかになる!?
●マディソン(キム・ディケンズ)
高校の心理指導カウンセラー。夫と死別して、高校生の息子と娘を育てるシングルマザー。職場で知り合ったバツイチの英語教師と交際中。
【ココがヤバイ!】仕事熱心で子供たちを大切にする、一見、欠点がなさそうな人物だが、自分は正しく、他人もその正しさに従うべきだと考えてるところがヤバイ。自分の信念に沿って他人を助けるのは立派だけど「だから他人も自分を助けるべき」と思っているところがヤバイんでは?
●ニック(フランク・ディレイン)
マディソンの息子。ドラッグ中毒で、リハビリ施設への入退院を繰り返している。妹アリシアと仲がいい。
【ココがヤバイ!】母や妹の信頼を裏切り、まるでドラッグ中毒から抜け出す気がないのがヤバイ。ところが、ゾンビたちが溢れる世界になると急に生き生きとしはじめる。それって、また別の意味でヤバイ?
●アリシア(アリシア・デブナム=ケアリー)
マディソンの娘。問題児の兄リックとは正反対の優等生だが、兄と仲がいい。母のボーイフレンドが嫌い。
【ココがヤバイ!】実は隠し事をよくする。周囲に隠して正体不明の相手と無線で交信して、とんでもない事態になったことも。変化した世界の中で、次第に優等生の殻を脱ぎ捨てて、過激な行動をするようになっていくのが、いい意味でヤバイ!
●ダニエル(ルーベン・ブラデス)
理容店主。エルサルバトルからの移民一家の父親で、妻と娘と一緒にマディソンたちと共に行動することになる。
【ココがヤバイ!】娘には隠していたが、実は母国では秘密工作員。拷問の仕方や武器の扱いを熟知しており、変化後の世界でその知識を活用して、かなりアブナいことも平気でやるようになり……。
●ストランド(コルマン・ドミンゴ)
ニックが州軍基地に収監されたとき、同じ檻に入っていた謎の男。ニックと協力して脱出し、ニックの家族と一緒に行動することになる。
【ココがヤバイ!】自分の素性について語らないのはなぜなのか。口が上手いが、どこか信用できない。
【シーズン2】
マディソンやアリソンたちは、ストランド所有の船に乗ってメキシコを目指すが、海の上にも予想外の危機が待ち受けていた。一方、ニックは、ある共同体に出会うが、この集団のリーダーには秘密があった。海も陸も、ヤバイ!
●アレックス(ミッシェル・アン)
墜落した飛行機の生存者。ストランドたちは、海上で漂流している彼女を見かけるが、自分たちの安全のため、彼女を助けることができなかった。
【ここがヤバイ!】そんな彼女が、別の生存者グループに助けられて、ストランドたちの船に乗船することに。気持ちはわかるけど、その時の行動が……。
●アレハンドロ(ポール・カルデロン)
ニックがたどり着いた共同体のリーダー。元薬剤師で、共同体では医師の役目も果たしており、人々に厚く信頼されている。
【ココがヤバイ!】なんと、ある衝撃的な事実が判明する!
【シーズン3】
マディソンたちはニックと合流して、危ない軍事施設に収容された後、牧場主を中心とした共同体の一員になる。が、彼らはネイティブ・アメリカンの集団と抗争中。さらにこの集団のリーダーもヤバくて。
●トロイ(ダニエル・シャーマン)
牧場主ジェレマイアの次男。短気で衝動的かつサディスティックな性格。威圧的な父親と優等生で温厚な兄ジェイクに頭が上がらない。
【ここがヤバイ!】軍事集団のリーダーとして、部下たちに命令するのが大好き。抵抗できない状態の捕虜を殺すのも大好き。のちに、ニックとお互いに共通点があることを認め合う間柄になるところもヤバイ?
ジェレマイア(デイトン・キャリー)
トロイとジェイクの父親。牧場を中心とする人々の共同体のリーダー。穏やかな物腰の人物で、人々の信頼を集めている。
【ココがヤバイ!】実は、抑圧的で独善的な父親で、息子たちを精神的に虐待しているヤバイヤツ。さらに白人至上主義で、ネイティヴ・アメリカンを迫害した過去もヤバすぎる。やがてマディソンと対立することに。
今回ピックアップした以外にも、ヤバい登場人物はいっぱい。何しろこのシリーズは、メインのキャラクターが分散して動くので、いろんな場所が舞台になる。そのどこに行っても、何かしら問題のある人物に出会ってしまうのだ。そしてそのたびに、程度の差こそあるものの、「ああ、こういう人っているよね」と思わずうなずいてしまう。『FTWD』の世界はそんな問題のある人間たちで溢れている。
平沢薫
レンタルDVD Vol.1~4 4月24日(金)レンタル開
DVD-BOX(1万4800円+税)、レンタルDVD Vol.5~8 6月5日(金)発売&レンタル開始
発売・販売:KADOKAWA
『ウォーキング・デッド』公式サイト
https://twdu.jp/
海外ドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』〜3分で巡る世界終末の幕開け〜