土屋太鳳が子連れの母親役に挑戦、“狂気のプリンセス”を描く『哀愁しんでれら』は2021年早春公開
次世代のクリエイターを発掘するコンペティション「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」で2016年にグランプリを受賞した『哀愁しんでれら』が土屋太鳳主演で映画化されることが決定。2021年早春より公開となる。あわせて、土屋演じる主人公の小春が写しだされた場面写真が解禁となった。
『3月のライオン』(17)や『ビブリア古書堂の事件手帖』(18)などの脚本を手掛けた渡部亮平の「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」グランプリ受賞作である、完全オリジナル脚本を実写映画化する本作。一晩で怒涛の不幸に見舞われてすべてを失うも、娘を男手一つで育てる開業医の男性と出会い、プロポーズを受けることになった主人公の小春。
彼の8歳の娘とも仲良くなり、幸せな家庭を築いていこうと新婚生活を始めた彼女だったが、そんなある日、社会を震撼させるほどの凶悪事件を起こしてしまう…。自主製作映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』(13)で「ぴあフィルムフェスティバル」をはじめ多くの映画賞を受賞するなど、監督としても高い評価を受けてきた渡部自身がメガホンをとり、禁断の“裏”おとぎ話サスペンスを描く。
今回、自身初となる“連れ子の母親”という役どころを演じる土屋。これまでに3回断ったという難役への挑戦となり、脚本が「4回目に戻ってきた時、急に『この物語は生まれたがってるんじゃないか』と感じたんです。脚本の中で小春が泣いているようにも感じました。私に出来ることがあるなら、一緒に泣くこと。理解できるかではなく生まれてくるものを愛すること。そう感じたころ共演者を知り、そのかたと踏み出せるならと覚悟を決めました」と出演についてコメント。
解禁された場面写真には、美しいドレス姿で小学校の教室にたたずむ小春の姿が写しだされており、ストーリーの行方も気になるところだ。明るく天真爛漫なイメージの強い土屋が、次第に狂いだす運命に身を投じる“狂気のプリンセス”をどう演じるのか注目が集まる。