ジョニー・デップ、「ディズニーから解雇されかけた」経緯を語る
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズといえばディズニーのドル箱映画で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ船長は過去10年間で最も愛された映画キャラの1人だが、その裏で、ディズニー幹部はジョニーを解雇する寸前であったことを本人がインタビュー番組で明かしている。
英デイリー・メイル紙によれば、ジョニーは、「(ディズニー幹部は)僕がやっていたことが全く理解できなかった。僕を解雇しようと思うほどね。僕のキャラクターが言ってることが理解できず、字幕をつけることさえ検討していた。僕は今でも、ジャック・スパロウという人物をもっと探求したいと思っている。面白いからね。彼も面白がっているんだよ。完全に不適切なことばかりやって、それでも許してもらえるライセンスのような役さ」と米CNNの番組でラリー・キングに語ったという。スパロウ船長役と出会うまでは、出演作で興行的大成功を収めたことがなかったので、「失敗続きの20年間」と自分のキャリアを呼んでいたことも明かし、「失敗続きの20年間を経て、海賊の映画に出て、その金で島を買うなんて、そのアイロニーがかなり良いよね」と語ったらしい。
スパロウ船長役への愛着は深いようだが、デップが自分の役者人生で最も重要な役だったと思うのは、大きな転機となった『シザーハンズ』(90)のエドワード役だそう。「僕のキャリアの転機になった。『シザーハンズ』は、僕が望んでいた方向に僕のキャリアを進めてくれた映画だ。だから、あれが最も重要な役だったと思う」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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