ジョニー・デップが初のヴァンパイア役に! 『ダーク・シャドウズ』日本公開は2012年5月
『チャーリーとチョコレート工場』(05)、『アリス・イン・ワンダー・ランド』(10)などのジョニー・デップとティム・バートン監督が8度目のタッグを組む『ダーク・シャドウズ』(原題)が、2012年5月に日本公開されることに。本作は1966年から1971年の5年間にわたり、米ABCテレビで昼時間帯に放送されたカルト的人気を誇るゴシック・ソープ・オペラ「ダーク・シャドウズ」を基に、オールスターキャストで映画化したものだ。
ジョニー・デップは、かねてより同テレビシリーズの熱狂的ファンと公言しており、子供時代からの念願の夢であった主人公バーナバス・コリンズ役で初のヴァンパイア役に挑んでいる。本作は、1752年にイギリスからアメリカに移民し、裕福なコリンズ家に育ったプレイボーイのバーナバス・コリンズが主人公。ある日、魔女によって死よりも恐ろしい運命となるヴァンパイアに変えられ、生き埋めにされてしまったバーナバスだったが、それから二世紀後の1972年、予期せぬきっかけで自分の墓から開放される。劇的な変化を遂げた世の中と、不可思議な謎を秘めるコリンズ家の末裔との姿をティム・バートンならではの新解釈で描くゴシックホラー大作である。
主人公でヴァンパイアとなったバーナバス・コリンズ役をジョニー・デップ、バーナバスをヴァンパイアに変えてしまうアンジェリーク役をエバ・グリーンが演じるほか、コリンズ家の末裔エリザベス役をミシェル・ファイファー、コリンズ家に雇われた精神科医ジュリア役をヘレナ・ボナム=カーターが演じ、豪華演技派俳優が集結する。そして、エリザベスの怠惰な兄弟ロジャー役を『トレインスポッティング』(96)のジョニー・リー・ミラー、エリザベスの反抗的な10代の娘キャロリン役を『キック・アス』(10)のクロエ・グレース・モレッツ、ロジャーの早熟な10歳の息子デイビッド役を『ヒューゴの不思議な発明』(2012年3月公開)の天才子役デイビッド・コリンズが演じる。さらに、コリンズ家の世話人ウィリー役を『リトル・チルドレン』(07)のジャッキー・アール・ヘイリー、ベビー・シッターのビクトリア役を『バタフライエフェクト・イン・クライモリ』(08)のベラ・ヒースコートが一家と血縁関係のない役柄を演じている。
また今回、不思議な謎を秘めるコリンズ一家の場面写真が公開された。ヴァンパイアにされ、200年の眠りから醒めたバーナバス・コリンズを中心に、無表情で訳ありのコリンズ一家の怪しい雰囲気が醸し出されている。念願の役を射止めたジョニー・デップは、「僕はずっと『ダーク・シャドウズ』に魅了されてきた。家に走って帰って、テレビにかじりついて見ていた。子供の頃からジョナサン・フリットが演じたヴァンパイア一家の家長バーナバスを演じたかったんだ」とコメント。カメレオン俳優と言われるジョニー・デップだが、本作での新たな役柄でさらに魅力が深まることは間違いないだろう。【Movie Walker】