劇場版アニメの公開を控えた児童書「マジック・ツリーハウス」の人気の秘密とは?

映画ニュース

劇場版アニメの公開を控えた児童書「マジック・ツリーハウス」の人気の秘密とは?

世界33ヶ国で1億部超の売り上げを誇る児童書「マジック・ツリーハウス」。現在公開中の同名の劇場版アニメの原作としても知られる同シリーズは、アメリカの児童作家メアリー・ポープ・オズボーンが描く冒険ファンタジーで、アメリカ・ペンシルベニア州に住む本が大好きなジャックとその妹アニーが、ある日、森の木の上に不思議な小屋(ツリーハウス)を見つけたことから始まる物語だ。アメリカでは小学校の教材として採用され、新刊発行時には図書館に子供たちが殺到するほどの人気を博しているタイトルで、日本でもこれまでに30巻が発売され、370万部超の大ベストセラーにまで成長している。

その人気の秘密は、誰もが胸を躍らせてしまう冒険物語や低学年の児童でも一気に読み切れる程良いボリューム、様々なフォントや可愛らしいイラストを駆使したデザインによる、絵本のような読みやすさなどが挙げられるだろう。それだけでなく、登場する恐竜や歴史上の王国などへの親切丁寧な解説によって子供が新しい知識を吸収する機会を要所要所に配していることも、児童書を購入する立場の大人たちの評価が高い所以だ。

古代エジプト、アマゾン、氷河期など、様々な時代や場所が舞台となる本シリーズだが、今回の劇場版アニメは4枚の魔法のメダルを集めるために恐竜の王国、中世のお城、ヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれる前のポンペイ、海賊船という4つの国で、ジャックとアニーの冒険が繰り広げられる。日本語版の挿絵をベースにしたキャラクターデザインを採用していることもあり、原作ファンの子供もすんなりアニメの世界へと入っていけるはずだ。

人気若手女優の北川景子がジャック少年の声を担当し、声優初挑戦とは思えないほどの自然な演技を披露し、芦田愛菜がアニー役を好演するという豪華W主演で贈るボイスキャストも話題を呼んでいる本作。原作になじみのある子供はもちろん、ピュアなドキドキワクワクを味わいたい大人も満足できる、夢と魔法とスリルいっぱいの冒険ファンタジーを是非スクリーンで楽しんでもらいたい。【トライワークス】

関連作品