バートン監督との次回作も? 『ダーク・シャドウ』LAプレミアにジョニー・デップら登場
米ABCテレビで放送されたテレビドラマシリーズをベースに映画化した『ダーク・シャドウ』(5月19日公開)のLAプレミアが現地時間5月7日、グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われ、ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ベラ・ヒースコート、ミシェル・ファイファー、クロエ・グレース・モレッツ、アリス・クーパーら出演者と、メガホンを取ったティム・バートン監督、プレミア招待客のスティーブン・タイラーが出席した。
新作『The Lone Ranger』(全米2013年5月31日公開)の撮影のため、過密スケジュールを縫っての出席となったジョニー・デップは、黒で統一したスーツに身を包んで登場。会場の熱気に「とにかくすごいよ。気分良いね!」と興奮した様子で、サインや撮影などのファンサービスを行った。ジョニーは、本作で愛人の魔女を振ったことでヴァンパイアにされてしまい、しかも200年もの長きにわたり棺に閉じ込められ、眠らされていたバーナバス・コリンズを演じる。子供の頃からテレビシリーズのファンだったというジョニー・デップは、本作製作のきっかけを「数年前、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(08)を撮っていた時に、ヴァンパイア映画をやってみようかという監督とのちょっとした会話がきっかけで、これが実現したんだ」と明かした。ティム・バートン監督とは8度目のタッグとなり、「彼(監督)がまた色々考えてるようだけど、彼が仕掛けることなら、僕はいつでものるよ!」と9度目のタッグを予感させる発言も。
その魔女を演じたエヴァ・グリーンは、透け感のある黒いセクシーなドレスに身を包み登場。本作では、バーナバスに振られた腹いせに、不死のヴァンパイアになる呪いをかけ、生きたまま地中に埋め、200年後に蘇ったバーナバスに再びアプローチをかける魔女アンジェリークを演じている。自身の役柄について、エヴァは「すごくユニークで、漫画の悪役みたいに危険なキャラクター。でも、彼女はバーナバスに夢中なだけなの。こういう極端なキャラクターを演じられるのは、やり甲斐があってとても楽しいわ」と語った。ジョニーの印象を問われたエヴァは、「彼はすごくリラックスしていて、謙虚で、とても仕事がしやすい人よ。そして、そう、クールだわ」と答えた。
清楚な白いドレス姿で登場したベラ・ヒースコート。本作で、バーナバスがヴァンパイアになる前に愛した女性ジョゼッテと、200年後に蘇ってから出会い、再び恋に落ちるジョゼッテと瓜二つな女性ヴィクトリアの二役を演じたベラは、「私は、二役を演じられてとてもエキサイティングでした。コスチュームもすごく素敵だったわ」と笑顔を見せた。ティム監督の印象は「すごく楽しい人よ! 彼はユーモアのセンスがあって、思っていたよりとらえどころがなかったわ」と語った。
ジョニー・デップとティム・バートン監督は5月12日(土)に日本到着後、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われるジャパンプレミア、13日(日)に都内で行われる記者会見に出席する。来日、そして本作公開を楽しみに待ちたい。【Movie Walker】